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公開日:2015.07.11/更新日:2015.07.30

帽子の表示 について

作成日:2008.06.02 

帽子は家庭用品品質表示法の対象外品目となっていますが、品質表示をつける場合どのように表示すれば良いでしょうか?

東京都では帽子が「東京都消費生活条例に基づく指定品目」になっており、東京都条例において表示を義務付けられています。従って、帽子の表示に関しては、東京都生活条例に基づいて判断することができます。

東京都条例(帽子)概要 

■適用範囲

家庭用品品質表示法に掲げられた糸を使用した織物又は編物製の実用帽子※で、その表面積のうち織物または編物の割合が50%以上のものに限る。
※実用帽子とは通園通学帽子、運動帽子、野球帽子、テニス帽子、ゴルフ帽子等のスポーツレジャー用帽子、防暑防寒帽子、タウンハット、その他これらに類する帽子をいう。特に、装飾性の強い帽子及び業務用帽子として用いられる帽子は対象とならない。


■表示すべき事項
 ・表生地の繊維組成
 ・取扱方法
 ・事業者の氏名 又は名称
 

■表生地の繊維の組成
表生地※の繊維の組成は、繊維製品品質表示規定に準じて、組成混用率の大きいものから順に繊維の名称を示す文字を列記する。ただし、組成繊維が3種類以上の場合は、3番目以降のものを「その他」として一括して表示することができる。なお、混用率を示す数値を併記することは義務づけていないが、可能な限り併記することが望ましい。 
※表生地とは、帽子の頭、つば、ひさし、つば裏、ひさし裏に使用される生地をいう。両面が使用される帽子については、両面を表生地と見なす。  

■取扱方法
取扱方法は、洗い方(水洗い)を表示し、塩素漂白剤で漂白できないもの(白物及びなせん加工をしたものに限る)、アイロン掛けのできないもの又はドライクリーニングのできないものにあっては、できない旨を表示すること。また、表示に際しては、JIS L 0217(繊維製品の取扱いに関する表示記号及び表示方法)に規定するところにより適正な表示をすること。 

■事業者の氏名又は名称
事業者※とは、自己の責任において表示すべき事項〔表生地の組成繊維〕〔取扱方法〕を表示するものをいう。
※事業者の氏名又は名称は、商号を有する場合は商号、有さない場合は法人名又は屋号を表示する。

■取り付け方法について
表示すべき事項は、帽子の見やすい箇所に見やすく、容易にはがれない方法で表示すること。取り付け方法は、一般的には縫い付けによることが望ましいが、両面使用の帽子及びミシンによる縫いつけが困難な帽子にあっては、貼り付け又は下げ札によることができる。

参 考

原産国表示について

帽子の原産国表示については、他の衣料品と同様に不当景品類及び不当表示防止法に基づいて、実質的な変
  更をもたらす行為にあたる「縫製」や「編立」等を行った国を原産国とする。

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