試験のご案内
帯電性試験

目的

製品を着用中に過度の静電気が生じると、生地が肌にまとわりついたり、「バチッ」という音と共に放電して痛みを与えるなど、不快感の原因となります。また、石油化学工場やガソリンスタンドなど、火気厳禁の場所で作業をする上で、静電気を抑えることは安全上非常に重要です。
静電気がたまるのを抑制するために、導電性物質を後加工することにより静電気を逃がしたり、電気的に中和したりする性能を付与した「帯電防止素材」、放電効果のある炭素や特殊金属等を繊維に練り込んだり、固着させることにより制電効果を付与した「導電素材」などがあります。
そういった素材の静電気のたまりやすさ(帯電性)を評価するために行う試験です。


試験方法

帯電性を評価する方法として「JIS L 1094織物及び編物の帯電性試験方法」及び「JIS T 8118静電気帯電防止作業服」があります。


①「JIS L 1094織物及び編物の帯電性試験方法」

ボーケンでは下記の3種類の試験を実施しており、いずれも20±2℃ , 40±2%RHの環境下で実施します。

a) 半減期測定法
試験片(4.5×4.5cm)を10kVの印加電圧で帯電させた後、この帯電圧が1/2に減衰するまでの時間(s)を測定します。この時間を「半減期」と言います。

b) 摩擦帯電圧測定法
試験片(5×8cm)を取り付けたドラムを回転させながら摩擦布(毛・綿)で摩擦し、発生した帯電圧(V)を測定します。

c) 摩擦帯電電荷量測定法

試験片(25×35cm)を摩擦布(ナイロン、アクリル)で摩擦(手動)後、ファラデーケージに投入し、帯電電荷量を測定し、単位面積あたりの帯電電荷量(μC/m2)を求めます。


【評価の目安】
半減期:10秒以下
摩擦帯電圧:2000V以下
(基準値は各社基準により異なります。)


②「JIS T 8118静電気帯電防止作業服」

洗濯処理5回(JIS L 0217 103法準拠)実施後、試験を行います。

a) 製品の試験
試料を摩擦装置(家庭用タンブル乾燥機、内張摩擦布:ナイロン、アクリル)内に入れて運転(60℃ , 15分間)後、ファラデーケージに投入し、帯電電荷量(μC)を測定します。

b) 生地の試験
試験方法は上記 摩擦帯電電荷量測定法と同じ。
但し温湿度条件は、20±2℃ , 30±3%RH。

【評価の目安】
帯電防止作業服の性能(JIS T 8118)
製品 0.6μC以下
生地 7μC/m2

【摩擦帯電圧測定装置】

electrostatic.1.jpg

【帯電電荷量測定用ファラデーケージ】

electrostatic.2.jpg


【参考】
適用例及び特徴(JIS L 1094解説より)

 

試験の種類

評価の可能性

実用特性

電気

抵抗

帯電圧

半減期

電荷量
(導電性繊維)

衣服の
まつわり

ほこり

付着

放電

障害

半減期測定法

×

×

×

×

摩擦帯電圧測定法

×

摩擦帯電電荷量測定法

×

×

摩擦帯電減衰測定法

×

表面漏えい抵抗測定法

×

×

○ 評価に適する  △ 評価は可能であるが適さない  × 評価できない  



BOKENchannel.jpg

お問合せ先

06-6762-592006-6762-8163

大阪事業所 機能性試験室
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