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試験・検査

更新日:2015.08. 3

繊維製品の抗菌性試験方法JIS L 1902が改訂されました

平成27年7月21日繊維製品の抗菌性試験方法であるJIS L1902 が改訂、公示されました(JIS L1902:2015)。国際規格であるISO20743:2013 と整合させることが目的となっております。

また、JIS改訂に伴い、繊維評価技術協議会(繊技協)が運営する繊維製品の抗菌性能評価基準「SEKマーク認証」についても変更される予定ですが、業界動向を勘案し、今年度中の改訂は行わず引き続き現行(旧)JISを運用し、平成28年度4月以降に改訂し、改訂版(新)JISへ対応する予定として周知されました。

繊技協発表 改訂版JIS L 1902の運用について:http://www.sengikyo.or.jp/news/detail.php?eid=00099

 

新旧JIS L1902 の改訂ポイント

改訂箇所2008年版<旧JIS>2015年版<新JIS>  補足  
活性値の表現方法

静菌活性値

殺菌活性値

抗菌活性値

静菌活性値=抗菌活性値

新JISでは殺菌活性値の概念がなくなる。

活性値の計算方法 生菌数の常用対数を取ったあとの平均値 生菌数の平均値を算出し、常用対数に置き換える

新JIS試験成立条件:

N=3の常用対数の最小値と最大値の差が2以下であること

生菌数測定限界について 菌を洗い出した原液を培養した際にコロニーが認められない場合は、<1として生菌数及び各活性値を計算 菌を洗い出した原液を培養した際にコロニーが1以下の場合、1とみなして生菌数及び抗菌活性値を計算

新JISでは生菌数の定量下限時の不等号は廃止。

接種直後の生菌数データ採用条件 抗菌加工布の接種直後の値が標準布より低い場合、抗菌活性値は標準布の生菌数データを採用 接種直後に高い抗菌効果を示す加工布への対応のため。
試験に用いる細菌

黄色ぶどう球菌、肺炎かん菌、MRSA、大腸菌、緑膿菌

黄色ぶどう球菌、肺炎かん菌

その他試験成立条件を満たす場合、上記以外の細菌も使用可能

新JISではMRSA、大腸菌、緑膿菌およびモラクセラ菌はJIS本文には記載されておらず、JIS改訂経緯などを記載している「解説」に移行。

        

弊機構における新JISへの対応状況

平成28年3月末までは、通常の依頼試験及びSEKマーク認証用試験については、旧JISで試験対応いたします。JNLA試験については新JISで試験対応いたします。平成28年4月以降は、いずれの検査も新JISで対応いたします。

依頼の種類 

通常依頼※

SEKマーク認証用

JNLA対応
試験方法

旧JIS

新JIS
新JIS変更時期 平成284月以降 平成27年7月21日受付以降

ご依頼時のご指定に応じ新JISへの対応も可能です。

 

お問い合わせ先

大阪事業所 本町試験課 微生物試験室 TEL06-4707-0030