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公開日:2012.07.26/更新日:2015.07.24

【化学分析】抽出液のpH

目的


生地の抽出液のpHを測定する試験です。
一般的な生地のpHは中性~弱酸性に調整されていますが、生地を染色・加工する際に使われる薬剤や加工剤が十分洗い落とせていないと、極端な酸性やアルカリ性を示す事があります。一般的に健康な人の肌は弱酸性を示すと言われ、極端な酸性やアルカリ性を示す物に触れると皮膚障害を引き起こす恐れがあります。
また、生地のpHが高い(アルカリ性)場合、酸化窒素ガスや酸化防止剤(BHT)等の影響により黄変しやすくなります。硫化染料を使った生地でpHが酸性を示す場合、加水分解により硫酸が生成している可能性があります。これは生地をボロボロにしてしまう脆化の事故の原因となります。

試験方法

「JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法」に基づいて試験を実施します。
ガラスフラスコに50mlの蒸留水を入れて2分間沸騰した後、細かく切った試験片5.0gを投入し、栓をして30分間放置します。30分後、抽出液を25℃±2℃に調整し、pHメーターで抽出液のpHを測定します。

【pHメーター】

pH.JPG



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