ボーケンは、衣料品、雑貨、日用品に至るまで、幅広い分野の
品質評価試験を実施するグローバル総合試験機関です。

試験・検査のご案内

TOP > 試験・検査のご案内 > アイテムから探す > 衣料品 > 【染色堅ろう度】汗耐光

公開日:2012.05.21/更新日:2015.07.24

【染色堅ろう度】汗耐光

目的


着用時スポーツ等により汗で濡れた場合に、光と汗の複合作用によって色が変わる恐れがないかどうかを調べるために行う試験です。光のみでは色が変わりにくい製品でも、汗との複合作用によって色が変わる場合があるので、スポーツウェア等は注意が必要です。

試験方法


「JIS L 0888光及び汗に対する染色堅ろう度試験方法」に基づいて試験を実施します。
汗耐光堅ろう度試験にはA法とB法があります。また、より人間の汗の成分に近い人工汗液を用いたATTS法もボーケンでは試験実施可能です。

①A法


試験片を人工汗液(酸性もしくはアルカリ性)に常温で30分間浸漬した後、試料ホルダに取り付け、汗液を10ml入れたカプセル型の光・汗試験容器に取り付けます。これを耐光試験機にセットし、紫外線カーボンアーク又はキセノアークによる人工光源を用いて、3級ブルースケールが標準退色するまで光を当てます。露光後、試験片を水洗い、脱水、乾燥し、変退色の程度を判定します。


【光・汗試験容器】

light_perspiration.1.jpg

②B法


試験片を人工汗液(酸性もしくはアルカリ性)に常温で30分間浸漬した後、透明のアクリル板に貼り付け、試験ホルダに取り付ける。これを耐光試験機にセットし、紫外線カーボンアーク又はキセノアークによる人工光源を用いて、3級ブルースケールが標準退色するまで光を当てます(A法で用いた光・汗試験容器は使用しません)。露光後、試験片を水洗い、脱水、乾燥し、変退色の程度を判定します。


【試料ホルダ】

light_perspiration.2.jpg




【試験結果例】

light_perspiration.3.jpg

関連記事

  • ● 判定
    (記事一部抜粋)
     「JIS L 0801染色堅ろう度試験方法通則」についてご紹介。染色堅ろう度の判定方法の中で一般的によく用いられる視感法について説明します。判定には変退色と汚染の2種類あり試験前・後のものと比較し、色の変化を級数で表して評価します。
  • ● 昇華
    (記事一部抜粋)
     「JIS L 0854昇華に対する染色堅ろう度試験方法」についてご紹介。生地が染料の「昇華」により他の衣料を汚染させる恐れがないか調べる試験です。ポリエステルの染色に使われる分散染料はその性質上、昇華を引き起こしやすいので、注意が必要です。
  • ● 色泣き
    (記事一部抜粋)
     「色泣き試験方法(大丸法)」についてご紹介。洗濯や雨で衣料品が濡れた場合、染色部から白場や淡色部に染料が移動して色が泣き出したように見える現象を色泣き、またはブリードと言います。そういった色泣きをする恐れがないか調べるために行う試験です。