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公開日:2012.05.21/更新日:2015.07.24

【各種機能性】赤外線透過撮影防止

目的

近年、海水浴場やプールなどで水着を着用した女性を盗撮する事件が発生し、社会問題となりました。これは、赤外線カメラで水着を着用した人を撮影すると、水着が透けた状態で撮影されるという現象を利用した犯罪行為です。近赤外線を検出することができるカメラに可視光線をカットするフィルター装着することで、肉眼では見えない生地の裏側のものが、透過撮影では見えてしまいます。透過撮影を防止するために近赤外線を吸収もしくは反射させる加工を「赤外線透過撮影防止加工」といいます。そういった赤外線透過撮影を防止する性能を評価するために行う試験です。

【赤外線透過撮影の概要】

太陽光には様々な波長の光が含まれており、その主な波長を大きく分類すると、紫外光 (280nm380nm)、可視光(380nm780nm)、近赤外光(780nm2000nm)の3つに分類できます。この内、近赤外光のような 波長の長い光は可視光よりも物体を透過しやすい性質を持っているため、水着やシャツなどの薄い生地を透過してしまいます。特殊フィルターを装着したカメラを使用することによって近赤外光のみを取り出すことができ、生地を透過した近赤外光による画像を得ることができます。

ir_filter.1.jpg



試験方法

赤外線透過撮影防止性試験(ボーケン規格BQE A 033)
試験片(30cm×25cm)を透過判定板(視力検査表)に被せ、試料台に設置します。赤外線投光機を用いて、試料表面に約7mW/cm2の強度で投光します。試料を通常撮影及び透過撮影し、透過撮影した画像を確認することによって透過の有無を判定します。


【評価の目安】

透過撮影によって、透過が認められないこと(透過判定板のマークが確認できないこと)。

【透過判定板】

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【試験結果例】

未加工の生地(通常撮影)

未加工の生地(透過撮影)

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加工の生地(通常撮影)

 

加工の生地(透過撮影)

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