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公開日:2016.06.30/更新日:2016.07.13

【食品衛生法に基づく試験】ゴム製の器具又は容器包装試験

概要

ゴム製の器具及び容器包装には、天然ゴムの他、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなど多くの合成ゴムが使われています。
ゴムには、合成樹脂と同様に酸化防止剤等の安定剤や充填剤が添加され、さらに、加硫剤、加硫促進剤も加えられています。これらの溶出を低く抑えるため、蒸発残留物量、加硫剤由来の亜鉛、加硫促進剤由来のホルマリンや2-メルカプトイミダゾリン(塩素を含有するゴムに限る)、酸化防止剤の分解物であるフェノール、添加剤不純物のカドミウムと鉛が規制されています。

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試験方法

(1) ゴム製の器具(ほ乳器具を除く)又は容器包装

項目

規格

溶出条件

使用温度100℃以下

使用温度100℃を超える

使用温度100℃以下

使用温度100℃超える

材質
試験

カドミウム及び鉛

標準溶液の吸光度より大きくてはならない
(試験溶液中:5μg/ml以下、試料:100μg/g以下)

 -

2-メルカプトイミダゾリン
(塩素を含むゴム製のものに限る)

試験溶液の液体クロマトグラムに、2-メルカプト

イミダゾリンのピークを認めてはならない

 -

溶出
試験

フェノール

標準溶液の吸光度より大きくてはならない
(5μg/ml以下)

水 60℃×30分

水 95℃×30分

ホルムアルデヒド

対照液の呈する色より濃くてはならない

水 60℃×30分

水 95℃×30分

亜鉛

標準溶液の吸光度より大きくてはならない
(15μg/ml以下)

4%酢酸 60℃×30分

4%酢酸 95℃×30分

重金属

比較標準液の呈する色より濃くてはならない
(鉛として1μg/ml以下)

4%酢酸 60℃×30分

4%酢酸 95℃×30分

蒸発
残留物

油脂及び脂肪性食品

60μg/ml以下

20%エタノール 60℃×30分

酒類

20%エタノール 60℃×30分

上記以外の食品

pH5超える

水 60℃×30分

水 95℃×30分

pH5以下

4%酢酸 60℃×30分

4%酢酸 95℃×30分

器具類

水 60℃×30分

水 95℃×30分

(2) ゴム製ほ乳器具

項目

規格

溶出条件

使用温度100℃以下

使用温度100℃を超える

使用温度100℃以下

使用温度100℃超える

材質

カドミウム及び鉛

標準溶液の吸光度より大きくてはならない
(試験溶液中:0.5μg/ml以下、試料:10μg/g以下)

 -

溶出
試験

フェノール

標準溶液の吸光度より大きくてはならない
(5μg/ml以下)

水 40℃×24時間

ホルムアルデヒド

対照液の呈する色より濃くてはならない

(4μg/ml以下)

水 40℃×24時間

亜鉛

標準溶液の吸光度より大きくてはならない
(1μg/ml以下)

水 40℃×24時間

重金属

比較標準液の呈する色より濃くてはならない
(鉛として1μg/ml以下)

4%酢酸 40℃×24時間

蒸発残留物

40μg/ml以下

水 40℃×24時間

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