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公開日:2012.05.29/更新日:2016.12.28

【化学分析】ホルムアルデヒド放散量試験(デシケーター法)

目的

家具、建築材料(壁紙、合板、MDF、塗料等)を対象に、試料から放散される

ホルムアルデヒドの放散量を測定する試験です。

試験方法

JIS A 1460  ガラスデシケーター法

  (建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の試験方法)

  対 象:パーティクルボード、MDF、壁紙、塗料、接着剤

JAS ガラスデシケーター法

  対 象:合板、集成材、フローリング

JAS アクリルデシケーター法

  対 象:集成材、LVL

<ガラスデシケーター法の試験方法>

"ガラスデシケーター(11L)に所定枚数の試験片を入れ、デシケーター底に300mLの蒸留水を入れた

容器を置き、 密閉させて20℃の環境下で、24時間放置します。

  ①ホルムアルデヒド放散量(デシケータ法).jpg ②試験方法.jpg

蒸留水にアセチルアセトン-酢酸アンモニウム溶液を混合し、65℃の水中で10分間加温し、

遮光状態で室温で静置します。

ホルムアルデヒドが含まれていると黄色く発色するため、発色強度を紫外可視分光光度計を用いて測定し、

ホルムアルデヒド濃度を求めます。

post_1_3.jpg

ホルムアルデヒド + アセチルアセトン酢酸アンモニウム溶液=黄色発色

 


ホルムアルデヒド濃度に比例し黄色の発色強度も高くなる
(右:ホルムアルデヒド濃度低、左:ホルムアルデヒド濃度高)


【測定項目】 


ホルムアルデヒド

建築材料

ホルムアルデヒドの放散量

mg/L

表示

内装仕上げの制限

ボード類

《最大値》 0.4

《平均値》 0.3以下

F☆☆☆☆

使用面積

制限なし

《最大値》 0.7

《平均値》 0.3~0.5以下

F☆☆☆

使用面積

制限あり

《最大値》 2.1

《平均値》 0.5~1.5以下

F☆☆

《最大値》 4.2

《平均値》 3.0

FS

一部のJASに設けられた等級

使用禁止

《最大値》 7.0

《平均値》 1.5~5.0以下

F

一部のJASに設けられた等級

 
 

【試験に必要な試験体量 (n=2測定)】 

 《ボード類》
パーティクルボード・MDF : 150mm×50mm 13枚 ×2 
合板・LVL : 150mm×50mm 13枚 ×2
集成材 : 表面積450cm ×2
【試験体を送って頂く際の梱包状態】
試験体をアルミ箔で覆い、更に上からポリ袋で包み密封状態にし御送りください。
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補 足

■木質ボードの種類
【MDF】
【パーティクルボード】
MDFは、木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した「繊維板」の一種です。

post_1_5.jpg
パーティクルボードとは、木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種です。

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【合 板】
【単板積層材(LVL)】
合板とは、薄く切った単板を、繊維方向を90°、互い違いに重ねてはり合わせた木質ボードのことです。日本では、合板をベニヤ板と呼ぶことが多いですが、本来ベニヤとは、単板を意味します。
post_1_7.jpg post_1_12.jpg
クリックで拡大
単板積層材とは、単板を繊維方向を揃えて積層、接着した木質軸材料であり、構造用や造作用に集成材と同様に使用されます。
post_1_8.jpg post_1_11.jpg
クリックで拡大
【集成材】
集成材とは、断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料です。
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■紫外可視分光光度計

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分光光度計は光を利用した分析装置です。
一般的な分光光度計で測定可能な波長域は、可視領域 (380-780nm) と、紫外領域 (200-380 nm) です。 
分光光度計を用いることで、溶液試料における定量分析や光の波長ごとの吸光度をプロット した
吸収スペクトルの取得が可能です。 ホルムアルデヒド(ホルマリン)濃度測定では、412nmを使用します。

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