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2010.02.01作成
■引張試験■
1.目的
一般的に織物に対して適用され、その織物を構成している糸の軸方向(たて方向またはよこ方向)に対し、平行に力を加え、どの程度の外力まで耐えられるかを測定する。
2.試験方法
JIS L 1096(一般織物試験方法)による。
引張試験にはA法(ストリップ法)とB法(グラブ法)があり、A法は試料の全幅を把持し、B法は試料の幅の中心部分を把持する。いずれの方法も多用されており、どちらの方法が適切であるということはない。
A法(ストリップ法)は試料を幅5cmに調整し、つかみ間隔20cmで引っ張って破断したときの切断強度を測定する。また、B法(グラブ法)は幅10cm、長さ15cmの試料をつかみ幅2.5cm、つかみ間隔7.6cmで引っ張って破断したときの切断強度を測定する。
A法(ストリップ法)
試験前
試験後
B法(グラブ法)
3. 注意すべき素材
・密度が粗い織物
・毛織物や起毛品
・作業服やスポーツウェア、動きの激しい子供服などに用いられる素材は十分な引張強さが必要である。
・ブリーチ加工やバイオ加工を施している素材の場合、過度の加工により脆化する場合がある。
4. 改善対策
・太番手の糸を使用する
・ 撚りを強くかける
・合成繊維を混紡、或いは合繊糸を交織する
・生地密度を高くする。
・樹脂による硬仕上げを施す。(ただし、引裂強さが低下する、風合いが変化するなどの影響がある)
※引張強さは、その織物を構成している糸の強度に起因するため、加工上がり生地での改善はほとんど不可能で
ある。
5.その他注意点など
硫化染料で染色された生地は加水分解により、経時的に強度が低下することもあるため、長期間倉庫などに保管する場合には定期的な強度確認が必要である。
■■試験方法に関するお問い合わせは■■
近畿事業所 椎葉竜太郎
〒540-0005 大阪市中央区上町1-18-15
TEL 06-6762-5477
FAX 06-6762-5980
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