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公開日:2015.07.11/更新日:2015.07.30

刺しゅう糸の表示について

作成日:2008.07.01 

製品の表地の一部を構成している刺しゅう糸(混用率が製品全体重量の5%以下)を表示する場合、どのように表示すれば良いでしょうか?

通常、刺しゅう糸は生地の装飾に使用され、混用率が製品全体重量の5%以下に収まることが多く、混用率に関する特例(表示規定第7条)を適用し、表示を省略できる場合があります(※)が、表示する場合は以下のような例があります。

※ただし、たとえ刺しゅう糸の混用率が製品全体重量の5%以下でも、表示を省略することで取り扱い方法によっては問題の生じる恐れのあるものについては、表示することが望ましい。


(例1)刺しゅう糸を表示する場合(上糸と下糸の繊維の種類が同じ)
 
(例2)刺しゅう糸を表示する場合(上糸と下糸の繊維の種類が異なる)
 
(例3)刺しゅう糸の表示を省略した場合
 

〔解説〕
組成表示の表示対象は通常の衣料品は表地であり、表地の一部を構成している刺しゅう糸も表示の対象になっています。たとえばエンブロイダリーレースの場合は、上糸、下糸の組成が異なり、下糸の表示については使用割合が少なく、表面を構成しておらず、上糸のつなぎの役割に過ぎませんが、表示を省略してはいけません。
刺しゅう糸は 、上糸及び下糸を一体として考えるため、下糸の表示を省略し上糸のみの表示をすることはできません。

参 考

エンブロイダリーレースについて

刺しゅうレースとも言い、絹・綿・化合繊などの織物を基布として、 これに透孔刺しゅう加工を施した機械レースの一種である。 主に、婦人用和洋装衣料、室内装飾、カーテンなどに用いられる。

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