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公開日:2012.05.22/更新日:2016.11.14

【各種機能性】保温性

目的

保温性試験とは、繊維製品および生地の保温性を評価するために行う試験です。製品や生地の保温性を高めるためには、熱を伝えにくい空気を繊維の隙間や内部に蓄え、放熱を抑えるなどの工夫が必要です。
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試験方法

保温性試験にはJISの試験方法(JIS L 1096)のA法(恒温法)とサーモラボⅡ試験機を用いた方法があります。

①保温性A法(恒温法)

「JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法」に基づいて試験を実施します。
①保温性試験機を用いて、一定温度(36±0.5℃)に設定した熱板に試験片をセットします。
②2時間後に試験片を介して放散された熱量(a)を求めます。
③また、試験片をセットしない状態で2時間後に放散された熱量(b)を求め、下記の式に従い保温率(%)を算出します。
  保温率(%)=(1-a/b)×100  
【保温性試験機】
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②サーモラボⅡ試験機を用いた方法

① カトーテック㈱製のKES-F7サーモラボⅡ試験機(一般的に30cm/secの有風下)を用いて、一定温度(環境温度+10℃)に設定した熱板に試験片をセットします。
② 試験片を介して放散された熱量(a)を求めます。
③ また、試験片をセットしない状態で放散された熱量(b)を求め、下記の式に従い保温率(%)を算出します。
  保温率(%)=(1-a/b)×100  

試験片と熱板との接触の条件として、皮膚と衣服が乾燥状態で直接触れた時を想定したドライコンタクト法や、汗をかいた時を想定したウェットコンタクト法などがあります。

【KES-F7サーモラボⅡ試験機】
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