ボーケンは、衣料品、雑貨、日用品に至るまで、幅広い分野の
品質評価試験を実施するグローバル総合試験機関です。

試験・検査のご案内

TOP > 試験・検査のご案内 > アイテムから探す > 衣料品 > 【各種機能性】吸水性

公開日:2012.05.18/更新日:2016.11.11

【各種機能性】吸水性

目的

吸水性試験とは、生地が汗や水といった水分をどれだけ吸収しやすいかを評価するために行う試験です。

吸水性とは?

吸水性とは、水(液体)を吸収する性質を指しています。例えば、衣類の場合、かいた汗を直接吸収する性質のことをいいます。スポーツ等で汗をかいた時、着ている衣類にその汗が吸収されなければ、ムレやベトツキ等の不快感の原因となります。また、タオルやバスマットでは、水を吸い込む性能が悪ければ、使用感が悪く、消費者クレームにつながる可能性もあります。
towels-569139_640.jpg

試験方法

試験の種類

「JIS L 1907繊維製品の吸水性試験方法」に基づいて試験を実施します。 繊維製品の吸水性を評価する方法としては吸水速度試験が一般的によく用いられています。
試験方法には、①滴下法 ②バイレック法 ③沈降法 の3種類があります。

1. 滴下法

① 試験片を保持枠に取り付けます。
② 試験片上10mmの高さから水を1滴(約0.04ml)滴下します。
③ 水滴が試験片に到達してから水の鏡面反射(キラキラした反射)が完全になくなるまでの時間をストップウォッチで測定します。

【評価の目安】

10秒以下 (基準値は各社基準により異なります。)
【滴下法試験装置】
water_absorbency.1.jpg

2. バイレック法

① 試料からたて方向及びよこ方向に、200 mm×25mmの試験片を採取します。
② 試験片が垂直になるように上端を固定して下端を水に浸漬させます。
③ 10分間放置後、水が試験片内を上昇した高さを測定します。

【評価の目安】

80mm以上 (基準値は各社基準により異なります。)
【バイレック法試験の様子】
water_absorbency.2.jpg

3. 沈降法

① 試料から10 mm×10mmの試験片を採取します。
② 試験片の測定面を下向きにして水に浮かべます。
③ 試験片が湿潤して沈降し始めるまでの時間をストップウォッチで測定します。

【評価の目安】

60秒以下 (基準値は各社基準により異なります。)

関連記事

  • ● 光触媒抗菌性
    (記事一部抜粋)
     光触媒抗菌性試験(JIS R 1702)をご紹介。試験方法にはガラス密着法とフィルム密着法があり、生地や繊維製品はガラス密着法、タイルやプラスチック製品等はフィルム密着法で実施します。
  • ● 接触冷温感
    (記事一部抜粋)
     接触冷温感試験をご紹介。カトーテック㈱製のKES-F7サーモラボⅡ試験機を用いて試験を実施します。接触冷温感評価値q-maxに加え、関連する試験項目として生地の温度の伝わりやすさを表す熱伝導率Kや保温性を測定することも可能です。
  • ● 防ダニ性
    (記事一部抜粋)
     防ダニ性試験のご紹介。忌避試験と増殖抑制試験は「JIS L 1920繊維製品の防ダニ性試験方法」に基づいて試験を実施します。目的や素材によって試験方法が異なり、ヤケヒョウダニというダニを用いて試験をします。