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お知らせ

「JIS L 1030繊維製品の混用率試験方法」が改正されました!

4月22日にJIS L 1030 繊維製品の混用率試験方法が改正されました。
試験方法の追加や補正係数の変更等、大幅に改正されましたが、今回はその中でも重要な改正点を2つご紹介します。

合成繊維(アクリレート)の混用率試験がJIS L 1030に追加

これまで、合成繊維(アクリレート)の試験方法はJISで規定されておらず、ボーケンでは独自で補正係数を調査して溶解法と解除法を中心に試験を行ってきました。しかし、今回JIS化されたことにより、今後は溶解法では適用外となる合成繊維(アクリレート)とセルロース系繊維およびタンパク質系繊維との混紡品の場合、JISに従い顕微鏡法が適用されます。

JIS L 0105繊維製品の物理試験方法通則 繊維の公定水分率を適用

JIS L 1030から公定水分率が削除され、JIS L 0105の繊維の公定水分率に規定する公定水分率を適用する。ここでJIS L 0105の繊維の公定水分率に規定されている合成繊維(アクリレート)の公定水分率は30%であるのに対し、家庭用品品質表示法では0%となっています。組成表示は家庭用品品質表示法に則って行う必要がある為、ボーケンでは家庭用品品質表示法の公定水分率を採用して混用率結果を算出します。もちろん、ご要望に応じてJISの公定水分率を採用した結果を出すことも可能です。

JIS L 1030の改正について、何か不明点等ございましたらお気軽にボーケンにお問い合わせください。

お問い合わせ

大阪試験センター
TEL:06-6577-0200
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