一般財団法人ボーケン品質評価機構の業務提携先である株式会社テクノサイエンス（本社：滋賀県守山市）が国内唯一のZDHC Ver2.1における工場排水・スラッジ分析試験所として認定されました。

ZDHCは、世界的に著名な6つのブランドによって2011年に設立され、オランダのアムステルダムに本部を置き、繊維産業からの有害物質排出ゼロを目指すRoadmap to Zeroプログラムを管理する国際環境NGO団体です。弊機構が加盟しているCascale（旧SAC:Sustainable Apparel Coalition）と共に、労働者・消費者・製品の安全を推進するとともに環境に負荷を与えない持続可能な社会を推進しています。

ZDHCでは試験所以外にも、サンプラーについての認定制度を設けており、有資格者でないと現場での分析やサンプリングを実施することができません。ボーケンはZDHCの認定サンプラーの資格を保有しているので、テクノサイエンス社と協力し、国内で唯一、工場から排出される排水・スラッジをサンプリング・輸送を行い、日本国内で分析するサービスを提供しています。

ZDHCが設定する各種制限値は、環境省の一律排水基準と比べてかなり厳格であり、更に日本では、環境分析であまり取り扱わない物質も含まれていることから、高度な分析技術力が必要となります。