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お知らせ

Higg MSIの使用に関するガイダンスについて

ノルウェーのConsumer Authority(NCA:消費者行政当局)及びオランダのAuthority for Consumer & Marketsより、Higg MSIの使用に関するガイダンスが発行されました。このガイダンスは、EU/EEAに適用されます。

主な内容は下記の通りです

  • NCAは、企業が消費者向けのマーケティングでHigg MSIを使用することは、誤解を招く可能性があることを指摘。例えば、MSIで使用されているデータは、世界平均のデータが使用されているケースがあるが、それらは本質的に特定の製品に適用されるものではない。しかしながら、消費者は、MSIの数値が特定の製品に対する正確な説明であるという印象を受ける可能性が高い。
  • MSIから導き出される数値は相対的なものであることを企業は明確にする必要がある。つまり、従来の素材と比較対象となる素材における環境への影響の違いであり、ライフサイクルの観点での製品の全体的な環境への影響については、何も言及していない。
  • 現在MSIで使用されている4つの影響カテゴリ(地球温暖化、化石燃料、水の使用、富栄養化)が曖昧である。消費者にとってこれが何を意味するのかが十分に明確でない。
  • MSIで使用されているデータベース、方法論について第三者による検証を実施すること(一部のデータベースについては有効期限が切れている)。
このガイダンスは、EU/EEAに適用されますが、日本国内においてもHigg MSIのデータを用いて、消費者に訴求する場合は、十分に留意する必要があります。
本ガイダンスに関するお問い合わせはNCAに、Higg MSIに関するお問い合わせはSACにお願い致します。

お問い合わせ

大阪認証・分析センター
TEL:06-6577-0031