業務案内 こども向け製品の事前規制が検討されています 2023/7/31 玩具をはじめとするこども用製品を消費生活用製品安全法の「こども向け製品」として事前規制することが検討されています。<規制のイメージ>・事故発生前に規制対象に。・物理的安全等の技術基準への適合。・国際基準との整合。規制を強化する背景・課題・こども用製品は誤飲などが起きやすく、通常の製品よりも配慮が必要です。 ・事故が発生してから事後的に規制する対応になっています。 玩具をめぐる課題 玩具は海外の多くの国で事故の未然防止の観点から安全規制がかかっています。 日本では、玩具業界による自主基準で安全性を確保しており、玩具をはじめとするこども用製品には強制規格が存在していません。 近年のネット販売の広がりにより、海外品の流入が容易になっています。日本における規制を強化していかないと、流通する玩具の安全性が確保されない恐れがあります。 諸外国における規制動向を考慮すると、日本の玩具の安全性を確保するためには諸外国の安全規制と調和していくことについて検討する必要があります。 引用)経済産業省 消費生活用製品の安全確保に向けた検討会報告書概要 玩具の物理的安全性の確保とST マーク制度 STマーク制度やSGマーク制度等業界の制度を活用しながら、ST マークがない玩具についても物理的安全(誤飲対策等)の ISO8124 1 などを強制規格として要求することが、こどもの安全確保のためには必要と考える動きがあります。 玩具の物理的安全性及び化学的安全性 検討案 0~6歳未満向け玩具6~14歳未満向け玩具 ISO基準規制STマーク規制STマーク機械的・物理的特性ISO8124-1消費生活用製品安全法対象ガイドライン対象可燃性ISO8124-2消費生活用製品安全法対象ガイドライン対象化学的特性ISO8124-3食品衛生法対象ガイドライン対象赤字が追加検討事項 玩具業界としては多くの留意点がありますが、段階的な対応も検討されていることから動向を注視していく必要があります。 関連事項 消費生活用製品の安全確保に向けた検討会 報告書(METI/経済産業省)磁石製娯楽用品・吸水性合成樹脂製玩具が販売規制の対象になりました (ボーケンHP) お問い合わせ 品質支援事業本部東京:03-6863-8730 大阪:06-6577-0209