CLOSE

お知らせ

安心・安全な化粧品の提供に向けた取り組み

先日、欧州委員会による Safety Gate 年次報告書が公表されました。
Safety Gateは、EUの迅速警告システムであり、危険な非食品製品に関する情報を31カ国(EU諸国、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)と欧州委員会が共有するものです。具体的には、消費者の健康と安全にリスクをもたらす製品についての情報を交換し、対策を講じるためのシステムです。そして、Safety Gate アラートは、このシステムによって発信される警告情報を指します。対象は、消費者向け製品と業務用製品になりますが、医薬品、医療機器、食品、動物飼料は含まれません。

2023 年には、 Safety Gate で3,412 件のアラートが検証されました。アラート数の増加は、市場に危険な製品が増えているのではなく、EU各国の当局が市場監視に対するより強い取り組みが反映されています。

number_of_alerts_validated_on_safety_gate_from2023to2023
5most_frequent_safety_gate_alerts

2023年において、化粧品は最も頻繁に健康リスクをもたらす製品カテゴリーとして通知されました。
化粧品の監視の増加により、化学物質のリスクを知らせる警告も増加しています。通知された化粧品のほとんどには、さまざまな種類の化粧品に広く使用されている合成香料成分である2-(4-tert-butylbenzyl) propionaldehyde (CAS No. 80-54-6)が含まれていると報告されており、2022年3月1日からEU市場から禁止されています。

弊社では、2-(4-tert-butylbenzyl) propionaldehyde (CAS No. 80-54-6)をはじめとする化粧品の配合禁止成分や配合制限成分の分析試験を承っております。ご興味をお持ちいただけましたら、以下のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

問い合わせ先

大阪認証・分析センター(化粧品分析)
TEL:06-6577-0032
こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。