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お知らせ

No477_汗をかいたときの「不快感」数値化しませんか?―肌離れに関する試験のご紹介!―

夏、汗をかいたときの「シャツが肌にはりつく…」「動くたびにまとわりついて不快だなぁ」
「汗でべとつく…」などといった不快感。着心地の評価はモニター試験だけ?
いえ!そんなことはありません。生地の肌離れ性を客観的に数値化できる試験のご紹介です。
本試験はボーケンガーメンテック株式会社にて実施します。

肌離れ性試験項目

CASE1 動きは少なく、汗をかいた時
不快感:べとつき、まとわりつき
⇒密着性へ

CASE2 動きが多く、汗をかいた時
不快感:まとわりつきによる動きにくさ
⇒湿潤摩擦抵抗力へ

CASE3  汗をかいて衣服が濡れた時
不快感:べとつき、まとわりつき
⇒接触水分移行性へ

CASE1 密着性

じんわりと汗で濡れた生地を想定した試験。

試料5cm×5cm 3枚
比較例:未加工品・加工品
試験方法KES圧縮試験機を使用し、
「①試料に0.1ml滴下 → ②加圧→ ③除圧」を
密着力が計測できるまで繰り返す
試験結果密着力(gf)
評価の目安密着力(gf)が低い方がべとつきにくい、肌離れが良い

※比較試験推奨

CASE2  湿潤摩擦抵抗力

汗で濡れた生地が肌にまとわりつく、べとつくことを想定した試験。

試料5cm×30cm タテヨコ各2枚
比較例:未加工品・加工品
試験条件それぞれ乾燥状態、湿潤状態で測定
試験方法片端に30gの錘をつけた試料を、
腕・足・背中を想定した金属ドラムに沿わせ、
ドラムを回転させたときの摩擦抵抗力を測定
試験結果乾燥時と湿潤時の差(gf)
評価の目安乾燥時と湿潤時の差(gf)が小さい方がべとつきにくい

※比較試験推奨

  ドライ感素材綿100%
 乾燥時42.2gf46.2gf
 湿潤時42.6gf56.8gf
結果{ 乾と湿の差0.4gf10.6gf

CASE3 接触水分移行性

生地が吸った汗を肌へ戻してしまう現象(濡れ戻り)を想定した試験。

試料5cm×5cm 3枚
比較例:未加工品・加工品
試験方法試料に水を0.2ml滴下し、ろ紙と荷重を載せ、
ろ紙に移った水分量を測定
試験結果水分移行率(%)=ろ紙が吸水した水分量 / 滴下量0.2ml×100
評価の目安水分移行率(%)が少ない方が、汗が生地から肌へ濡れ戻りしにくい

※比較試験推奨

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お問い合わせ

一般財団法人ボーケン品質評価機構
・東京機能性試験センター TEL:03-5669-1415
・大阪機能性試験センター TEL:06-6577-0157
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ボーケンガーメンテック株式会社
・東京テレコム試験センター TEL:03-6426-0720
・大阪貝塚試験センター   TEL:072-437-0055