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お知らせ

No480_遮熱・断熱・遮光・ UVカット 4つの機能を正しく理解していますか?

衣料品の機能性は年々多様化し、特に夏に向けた「遮熱」「断熱」「遮光」「UVカット」といった機能表示が注目されています。しかし、それぞれの意味やメカニズムには明確な違いがあることをご存じでしょうか。気象庁の予測では、2026年の夏は全国的に平年より高温傾向とのこと。来シーズンの商品企画・開発に役立つ、4つの機能の違いを分かりやすく解説致します。

遮熱とは

太陽光に含まれる熱エネルギーを生地が反射、または吸収することで、
生地の下の空間への熱の伝達を防ぐ機能です。
生地自体の温度が上昇することもありますが、裏側の温度上昇を抑える効果があります。
夏用衣料やカーテン、日傘、帽子などに用いられています。

断熱とは

熱の伝わり(伝導)を遮断・抑制することで、外気の影響を最小限にする技術です。
表面は熱くなっても裏側が熱くなりにくいのが特徴で、
ダウン・中わた衣料、保冷バッグなどに用いられます。

遮光とは

可視光線を遮る(透過させない)加工で、生地の打ち込み密度や厚みを高めて行います。
カーテンや日よけ素材などに用いられます。

UVカットとは

紫外線(UV)を吸収または反射して、日焼けを防ぐ加工です。
紫外線吸収剤を繊維内部に練りこむか、後加工で付与する方法があります。

UVカット・遮光・遮熱の違い

各機能の主な加工方法

ボーケンの取り組み

ボーケンでは、上記機能を含む快適性・機能性評価試験を各国で拡充中です。
製品特性に適した試験方法や評価基準の選定など、お気軽にご相談ください。

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