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試験方法から探す

椅子類の試験規格の体系について

椅子は私たちの生活に欠かせない身近なアイテムで、その分類は乳幼児用、一般家庭用、オフィス用、コントラクト用、福祉用など使用用途によって様々です。また、これらの構造は多種多様であり、各々求められる強度や耐久性が異なってきます。一般的にこれらの製品については、市場での事故防止や品質向上を図る為にJIS規格などの試験方法を用いて評価されている場面が多く見受けられます。

製品の評価に使用されるJIS規格の中には、製品の性能・寸法・品質などの要求事項を定めている「製品規格」と強度・耐久性・安定性などの試験方法を定めている「試験方法規格」があります。また、「製品規格」は世の中の全ての椅子について定められている訳ではない為、「製品規格」の定められていないアイテムについては、試験方法は「試験方法規格」を用い、試験条件や判定基準はその製品特性に応じて各社で定められることが多いです。

「製品規格」と「試験方法規格」の両者の関係性を把握し、用途・構造に応じて適切な試験条件と基準で評価することは製品評価を行う上で非常に重要です。ボーケンではこれらのアイテム、使用用途などに応じた試験項目、条件の提案が可能です。

主な椅子類の規格体系(代表的な規格)

用途 規格名 規格番号
乳幼児 乳幼児用ハイチェア SG CPSA 0029※1
乳幼児用いす SG CPSA 0054※1
乳幼児用テーブル取付け座席 SG CPSA 0096※1
キッズ 学校用家具-教室用机・椅子 JIS S 1021
家庭用学習いす JIS S 1062
一般 家具-いす及びスツール-強度と耐久性の試験方法 JIS S 1203※2
家具-いす-直立形のいす及びスツールの安定性の試験方法 JIS S 1204※2
オフィス オフィス家具-椅子 JIS S 1032
オフィス家具-座面高さ調節式回転椅子 JIS S 1043
オフィス用回転椅子-安定性,強度及び耐久性の試験方法 JIS S 1206※2
福祉 電動立上り補助いす JIS T 9255
福祉用具-浴槽内いす JIS T 9259
福祉用具-入浴用いす JIS T 9260
キャスター 事務いす用キャスター JIS S 1038
その他 (廃盤、旧規格) 事務用応接いす JIS S 1052(1994)(※廃盤)
鋼製事務用いす JIS S 1032(1991)(※旧規格)
家庭用学習いす JIS S 1062(1995)(※旧規格)
※1SG CPSA・・・一般財団法人 製品安全協会によって定められた「SGマーク」認証の為の基準です。
SG基準の詳細は一般財団法人 製品安全協会のHPより「SG基準詳細技術情報」を取得することによって確認可能です。
SG基準詳細技術情報の取得について | 製品安全協会CPSA (※外部サイトへ移動します)
注)SG基準に基づく試験をご依頼の際は、一般財団法人 製品安全協会より取得した「SG基準詳細技術情報(SG基準・検査マニュアル)」をご提出いただく必要があります。
  
※2試験方法規格

 

椅子類の「製品規格」と「試験方法規格」の関係性

「製品規格」の中には、安定性・強度・耐久性・耐衝撃性試験について試験条件のみ規定し、「試験方法規格」の試験方法を適用しているものがあります。

製品規格
(安定性・強度・耐久性・耐衝撃性試験条件を規定)
試験方法規格
(安定性・強度・耐久性・耐衝撃性試験方法を規定)
規格名規格番号規格名規格番号
家庭用学習いすJIS S 1062家具-いす及びスツール-強度と耐久性の試験方法JIS S 1203
オフィス家具-椅子JIS S 1032家具-いす-直立形のいす及びスツールの安定性の試験方法JIS S 1204
オフィス家具-座面高さ調節式回転椅子JIS S 1043オフィス用回転椅子-安定性,強度及び耐久性の試験方法JIS S 1206

椅子類の主な試験方法分類

①安定性試験
 転倒させようとする力に対する能力を評価します。

②静的試験(強度試験)
 通常加わりえる力に対して十分な強度があるかを評価します。

③耐久性試験
 長時間にわたる繰り返し使用に対しての耐久性を評価します。

④耐衝撃性試験
 時々加わりえる急激な力に対する耐衝撃性を評価します。