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No463_より良いモノづくりのために 染色・プリントの事故事例 -イサチン黄変-

モノづくりにおいて染色やプリントについては様々な手法や工程、注意ポイントなどがあります。そこで染色やプリントに関する「よくあるトラブル」をシリーズでご紹介します!

現象

インディゴ染めのシャツを保管していたところ、 黄変していた。

原因

インディゴ染料生地は、以下の要因により黄変が発生するケースがあります。
  • ブリーチ加工剤(次亜塩素酸ナトリウム)の分解残留
  • 紫外線(UV)による酸化分解
  • 大気中の窒素酸化物(NOx)の作用
これらの影響により、インディゴ染料が分解して イサチン が生成され、黄変が起こります。

対策

  • 高温高湿の場所は避け、酸化窒素ガスが滞留しないように換気し、長時間同じ場所に保管しない。
  • ブリーチ加工後は十分に洗浄を行い、ブリーチ加工剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)が残留しないようにする。

試験結果

当該製品で 酸化窒素ガス耐光複合試験(JIS L 0888 A法準用/4級照射) を実施したところ、 事故部分と類似した変色が発生。

補足

イサチンは水溶性(水に溶ける)であり、水洗いで除去することはできるが、 インディゴ染料の分解により発生するため、 水洗い後の色は本来の色よりも薄くなる。

過去の記事

No425【分散染料の移行昇華】はこちら
No434【フロッキーの脱落】はこちら
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