トピック No463_より良いモノづくりのために 染色・プリントの事故事例 -イサチン黄変- 2025/7/15 モノづくりにおいて染色やプリントについては様々な手法や工程、注意ポイントなどがあります。そこで染色やプリントに関する「よくあるトラブル」をシリーズでご紹介します! 現象 インディゴ染めのシャツを保管していたところ、 黄変していた。 原因 インディゴ染料生地は、以下の要因により黄変が発生するケースがあります。 ブリーチ加工剤(次亜塩素酸ナトリウム)の分解残留 紫外線(UV)による酸化分解 大気中の窒素酸化物(NOx)の作用 これらの影響により、インディゴ染料が分解して イサチン が生成され、黄変が起こります。 対策 高温高湿の場所は避け、酸化窒素ガスが滞留しないように換気し、長時間同じ場所に保管しない。ブリーチ加工後は十分に洗浄を行い、ブリーチ加工剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)が残留しないようにする。 試験結果 当該製品で 酸化窒素ガス耐光複合試験(JIS L 0888 A法準用/4級照射) を実施したところ、 事故部分と類似した変色が発生。 補足 イサチンは水溶性(水に溶ける)であり、水洗いで除去することはできるが、 インディゴ染料の分解により発生するため、 水洗い後の色は本来の色よりも薄くなる。 topic_463 読み込み中の表示から変わらない場合はこちらをクリックしてご覧ください 過去の記事 No425【分散染料の移行昇華】はこちらNo434【フロッキーの脱落】はこちらNo440【箔の剥がれ】はこちらNo443【剥離】はこちらNo449【融着】はこちらNo454【色なき】はこちらNo458【汗耐光】はこちら 関連ページ 窒素酸化物堅ろう度試験(JIS L 0855)(関連規格:ISO 105-G01)耐光堅ろう度試験(JIS L 0842 及び 0843)(関連規格:ISO 105 B02/06) お問い合わせ 名古屋試験センターTEL:052-231-0861(担当:尾池)こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。