耐光堅ろう度試験(JIS L 0842 及び 0843)(関連規格:ISO 105 B02/06) 2026/4/1 目的 染色された繊維製品は、着用中はもちろん、洗濯後の乾燥や店頭の陳列等、様々な場面で光に晒されます。このような光の作用によって、色が変わる恐れがないかどうかを調べるために行う試験です。耐光試験は、使用する光源の種類で、・「日光(JIS L 0841)」・紫外線成分の多い光源「紫外線カーボンアーク灯光(JIS L 0842)」・太陽光に比較的近い光源「キセノンアーク灯光(JIS L 0843)」に大別されます。日本では衣料用の耐光堅ろう度試験といえば、ほとんどの場合カーボンアークですが、欧米ではキセノンアークが主流です。ボーケンでは、カーボンアーク、キセノンアークともに試験実施可能です。 試験方法 「JIS L 0842紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法」、「JIS L 0843キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法」の第3露光法に基づいて試験を実施します。試験片を小窓の開いた厚紙に挟み、試料ホルダに取り付けます。 【試料ホルダ】 紫外線カーボンアーク灯光またはキセノンアーク灯光を用いて、目的のブルースケール(3級試験では3級ブルースケール、4級試験では4級ブルースケール)が標準退色するまで光を当てます。 【カーボンアーク灯式 耐光試験機】 【キセノン灯式 耐光試験機】 照射後、試験片を取り出し、光が当たった部分と当たらなかった部分の色の差を、標準退色したブルースケールと比較し、判定します。標準退色とは、変退色用グレースケールの4号程度の色差まで退色することです。 【3級ブルースケールの標準退色】 【変退色グレースケール】 試験結果例 試験項目試験結果耐光堅ろう度変退色4級以上ポイント: ブルースケールよりも変退色の程度が弱ければ、耐光4級以上と判定します。 評価基準 こちらからボーケン基準がご覧いただけます。染色堅ろう度の耐光試験の項目をご参照ください。 試料のサイズ こちらから試料のサイズをご確認いただけます。染色堅ろう度の耐光試験の項目をご参照ください。 FAQ(よくあるご質問) Q.カーボンアーク灯光とキセノンアーク灯光では結果に違いがでますか?A.光源が異なるため、結果が異なることがあります。 関連ページ 判定(JIS L 0801)No437_【耐光試験の判定】報告書を読み解く~その試験結果どういう意味~ – 耐光試験の判定 –No471_より良いものづくりのために 染色・プリントの事故事例 -耐光- – その色、いつまで持ちますか?耐光性をめぐる落とし穴