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お知らせ

日本も亜熱帯化?!猛暑対策商品の評価について

地球温暖化を超えて、地球沸騰化と表現されるまで夏の暑さが苛酷になっています。
東京の平均気温も年々上昇し、日本が亜熱帯化するとも言われており、高校野球のナイター化や夏休みの延長など、気象条件の変化に伴い、私たちの生活様式が徐々に変化していくことが予想されます。
身の回りを見ても猛暑対策関連商品は数多く販売されており、私たちの生活に欠かせないものとなっています。ボーケンでも猛暑対策関連の問い合わせが増え、試験依頼も増加しています。今回は、猛暑関連対策の機能とその評価についてご紹介します。

猛暑対策の機能とは?!

冷感接触冷感、ひんやり、気化冷却吸水冷感など
日射対策遮熱紫外線カット加工、近赤外線カット加工など

猛暑対策に対してオススメな評価方法は?

①遮熱性試験(JIS L 1951)
②ジェル製品等の持続冷感性試験(BQE A 044)
③近赤外線(遮蔽率、反射率)測定

※その他、サーモグラフィによる実用・実製品評価のご相談も承っております!!

①③の評価アイテム(例)
シャツやアームカバーまたは紫外線対策に使うようなアイテム(日傘、帽子)など

②の評価アイテム(例)
ジェル等を使用した製品(寝具等の敷きパッド、携帯座布団、座椅子カバーなど)

試験方法の詳細紹介

①遮熱性試験方法(JIS L 1951)

試験方法
試験片表面に疑似太陽光(人工太陽照明灯)を照射し、試験片の背面に設置した熱線受光体の温度変化を測定することで、生地の遮熱性能を評価します。

試験結果
試験結果は算出した以下の遮熱率及び区分記号で表し、数値が高い方がよく熱を遮へいしている結果となります。

※詳しい試験方法などはこちら

②ジェル製品等の持続冷感性試験(BQE A 044)

試験方法
体温を想定した熱板を試験試料に接触させ、試験試料の表面温度を測定。

試験結果
34℃に至る時間(分)

※詳しい試験方法などはこちら

③近赤外線(遮蔽率、反射率)測定

試験方法
分光光度計で近赤外線を測定し、遮蔽率・反射率を算出する。
※近赤外線の波長定義は業界によって違います。
※ご依頼としては、780nm~2500nm(~もしくは2000nm)が多くあります。

試験結果
遮蔽率(%)および反射率(%)

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問い合わせ先

東京機能性試験センター TEL:03-5669-1380(担当:太田・森田) 
大阪機能性試験センター TEL:06-6577-0163(担当:溝上) 
こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。