業務案内 日本も亜熱帯化?!猛暑対策商品の評価について 2024/7/19 地球温暖化を超えて、地球沸騰化と表現されるまで夏の暑さが苛酷になっています。東京の平均気温も年々上昇し、日本が亜熱帯化するとも言われており、高校野球のナイター化や夏休みの延長など、気象条件の変化に伴い、私たちの生活様式が徐々に変化していくことが予想されます。身の回りを見ても猛暑対策関連商品は数多く販売されており、私たちの生活に欠かせないものとなっています。ボーケンでも猛暑対策関連の問い合わせが増え、試験依頼も増加しています。今回は、猛暑関連対策の機能とその評価についてご紹介します。 猛暑対策の機能とは?! 冷感…接触冷感、ひんやり、気化冷却、吸水冷感など日射対策…遮熱、紫外線カット加工、近赤外線カット加工など 猛暑対策に対してオススメな評価方法は? ①遮熱性試験(JIS L 1951)②ジェル製品等の持続冷感性試験(BQE A 044)③近赤外線(遮蔽率、反射率)測定※その他、サーモグラフィによる実用・実製品評価のご相談も承っております!!①③の評価アイテム(例)シャツやアームカバーまたは紫外線対策に使うようなアイテム(日傘、帽子)など②の評価アイテム(例)ジェル等を使用した製品(寝具等の敷きパッド、携帯座布団、座椅子カバーなど) 試験方法の詳細紹介 ①遮熱性試験方法(JIS L 1951) 試験方法試験片表面に疑似太陽光(人工太陽照明灯)を照射し、試験片の背面に設置した熱線受光体の温度変化を測定することで、生地の遮熱性能を評価します。試験結果試験結果は算出した以下の遮熱率及び区分記号で表し、数値が高い方がよく熱を遮へいしている結果となります。 ※詳しい試験方法などはこちら ②ジェル製品等の持続冷感性試験(BQE A 044) 試験方法体温を想定した熱板を試験試料に接触させ、試験試料の表面温度を測定。試験結果34℃に至る時間(分)※詳しい試験方法などはこちら ③近赤外線(遮蔽率、反射率)測定 試験方法分光光度計で近赤外線を測定し、遮蔽率・反射率を算出する。※近赤外線の波長定義は業界によって違います。※ご依頼としては、780nm~2500nm(~もしくは2000nm)が多くあります。試験結果遮蔽率(%)および反射率(%) 関連トピック・試験ページ 接触冷感吸水速乾性紫外線遮蔽率No280_吸水速乾FAQ よくある質問をまとめてみました!No281_接触冷感FAQ よくある質問をまとめてみました!No319_ユニチカガーメンテック株式会社との共同開発により新しい評価方法ができました!-気化冷却性試験-No370_新機能性試験の紹介 ―ユニチカガーメンテック株式会社との協業― 冷却ウエアのクーリング性試験方法を紹介します 問い合わせ先 東京機能性試験センター TEL:03-5669-1380(担当:太田・森田) 大阪機能性試験センター TEL:06-6577-0163(担当:溝上) こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。