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接触冷感

目的

肌が生地に触れた時に、冷たく感じるか温かく感じるかを評価するために行う試験です。肌から生地への熱の移動量によって冷温感の感じ方が異なり、それを評価するものさしとして接触冷感評価値q-maxがあります。

試験方法

熱板にセンサーを重ね、試験片との温度差(JIS:ΔT=10℃、GB:ΔT=15℃)を一定にした後、センサーを試験片に接触させたときの瞬間的な熱の移動量(W/cm2、J/cm2・sec)を測定します。数値が大きいほど、触れた時に冷たく感じることを表します。

接触冷感評価値 q-max(W/cm2、J/cm2・sec)

熱板にセンサーを重ね、試料との温度差(ΔT:10℃又は15℃)を一定にした後、センサーを試験片に接触させた時の瞬間的な熱の移動量を測定します。数値が大きい程、触れた時に冷たく感じることを表します。

評価の目安

JIS L 1927 繊維製品の接触冷感性評価方法

評価評価値(W/cm2
性能をもつ0.100以上

GB/T35263 纺织品 接触瞬间凉感性能的检测和评价

評価評価値(J/cm2・sec)
性能をもつ0.15以上
サーモラボⅡ接触冷温感評価値測定部

熱伝導率 K(W/cm・℃)

一定温度(30℃)の熱板から試料を介し、他の一定温度(20℃)に保たれた熱板への熱の伝わりやすさを測定します。熱が奪われやすいほど消費電力量は増大し、反対に熱が伝わりにくければ消費電力量は少なくてすみます。この消費電力を測定することで、熱伝導率を割り出します。

サーモラボⅡ熱伝導率測定部