接触冷感 2022/3/15 目的 肌が生地に触れた時に、冷たく感じるか温かく感じるかを評価するために行う試験です。肌から生地への熱の移動量によって冷温感の感じ方が異なり、それを評価するものさしとして接触冷感評価値q-maxがあります。 試験方法 熱板にセンサーを重ね、試験片との温度差(JIS:ΔT=10℃、GB:ΔT=15℃)を一定にした後、センサーを試験片に接触させたときの瞬間的な熱の移動量(W/cm2、J/cm2・sec)を測定します。数値が大きいほど、触れた時に冷たく感じることを表します。 接触冷感評価値 q-max(W/cm2、J/cm2・sec) 熱板にセンサーを重ね、試料との温度差(ΔT:10℃又は15℃)を一定にした後、センサーを試験片に接触させた時の瞬間的な熱の移動量を測定します。数値が大きい程、触れた時に冷たく感じることを表します。 評価の目安 JIS L 1927 繊維製品の接触冷感性評価方法評価評価値(W/cm2)性能をもつ0.100以上GB/T35263 纺织品 接触瞬间凉感性能的检测和评价評価評価値(J/cm2・sec)性能をもつ0.15以上 サーモラボⅡ接触冷温感評価値測定部 熱伝導率 K(W/cm・℃) 一定温度(30℃)の熱板から試料を介し、他の一定温度(20℃)に保たれた熱板への熱の伝わりやすさを測定します。熱が奪われやすいほど消費電力量は増大し、反対に熱が伝わりにくければ消費電力量は少なくてすみます。この消費電力を測定することで、熱伝導率を割り出します。 サーモラボⅡ熱伝導率測定部