PFCs(フッ素化合物)は長年にわたり、生地や衣類の撥水剤や撥油剤に使われてきました。PFOAは、PFCsの中でも炭素数が8個あるC8系のフッ素化合物とも言われます。環境中での難分解性が懸念されるため、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約で、PFOAは附属書A(製造、仕様、輸出入を禁止すべき物質)に収載されており、世界各国で廃絶の動きとなっています。国内では2021年10月22日により「PFOA及びその塩」が化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)の第一種特定化学物質に新たに追加となり対象製品に対して規制対象となっています。