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オフィス用回転椅子の前縁安定性、前方安定性、肘掛けのない椅子の側方安定性、背もたれ傾斜機能付き椅子の後方安定性(JIS S 1206)

目的

オフィス用回転椅子は、昨今はオフィスのみではなく一般家庭のテレワーク用など幅広いシーンで使用されています。また、デザインも多様性に富んでおり、最近では類似の機能をもったゲーミングチェアなども多数販売されています。
JIS S 1206「オフィス用回転椅子-安定性、強度及び耐久性の試験方法」ではオフィス用回転椅子の安定性、強度、耐久性試験にて通常使用における強度や繰り返し使用における耐久性を評価します。
ここでは、オフィス用回転椅子の前縁安定性、前方安定性、肘掛けのない椅子の側方安定性、背もたれ傾斜機能付き椅子の後方安定性を紹介します。

試験概要

前縁安定性

椅子を支点にストッパを使用せずに設置し、椅子にストラップを取り付ける。力が転倒回転軸から最も離れた座の前縁上に加わるようにして、おもりが自由につり下がるようにする。

 附属書A附属書JA
おもり27kg22kg

※附属書A:体重110kg以下の人による使用を想定
※附属書JA:体重90kg以下の人による使用を想定

前縁安定性

前方安定性・肘掛けのない椅子の側方安定性

椅子の脚にストッパを当てて設置し、座面に垂直力及び水平力を加える。

 前方安定性肘掛けのない椅子の側方安定性
ストッパ接触させる脚左右の前脚任意の片側前後脚
負荷位置垂直力構造物の縁から60mm離れた転倒に繋がる可能性が最も高い点
水平力垂直力が加えられる座面表面上の点
荷重、時間垂直力附属書A:600N 附属書JA:490N
水平力附属書A・ JA:20N 、少なくとも5秒間

※附属書A:体重110kg以下の人による使用を想定
※附属書JA:体重90kg以下の人による使用を想定

前方安定性

肘掛けのない椅子の側方安定性

背もたれ傾斜機能付き椅子の後方安定性

椅子を支点にストッパを当てないで設置する。独立した腰高さ調節が付いている場合は、最も不利な状態で設定する。椅子に荷重用円盤を乗せる。

 附属書A附属書JA
円盤(1枚あたり:10kg)13枚11枚

※附属書A:体重110kg以下の人による使用を想定
※附属書JA:体重90kg以下の人による使用を想定

背もたれ傾斜機能付き椅子の後方安定性

お問合せ

東京生活用品試験センター TEL:03-5669-1382
大阪生活用品試験センター TEL:06-6577-0124
こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。