難燃剤(Flame Retardants) 2022/11/7 難燃剤は製品を燃えにくくするために添加する化学物質です。車や飛行機のシート、カーテン、家具、防災用の服、電化製品など幅広い製品に使用されます。一部の難燃剤は、発がん性や環境中での難分解性が懸念されたことにより、現在はPOPs条約において廃絶対象とされ、日本をはじめ世界各国で生産や使用が規制されています。電化製品が対象となる欧州RoHS2.0では、臭素系難燃剤のなかの2物質(PBB、PBDE)が規制対象となっています。 難燃剤の種類(CAS・物質名) 32534-81-9 ペンタブロモジフェニルエーテル (PentaBDE)32536-52-0 オクタブロモジフェニルエーテル (OctaBDE)1163-19-5 デカブロモジフェニルエーテル (DecaBDE)79-94-7 テトラブロモビスフェノールA (TBBP A)59536-65-1 ポリブロモビフェニル (PBB)3194-55-6 ヘキサブロモシクロドデカン (HBCDD)3296-90-0 2,2-ビス(ブロモメチル)-1,3-プロパンジオール (BBMP)13674-87-8 リン酸トリス(1,3-ジクロロ-2-プロピル) (TDCPP)25155-23-1 リン酸トリキシリル(TXP)126-72-7 リン酸トリス(2,3-ジブロモプロピル) (TRIS)545-55-1 トリス(1-アジリジニル)ホスフィンオキシド (TEPA)115-96-8 リン酸トリス(2-クロロエチル) (TCEP)5412-25-9 リン酸ビス(2,3-ジブロモプロピル) (BDBPP) 他