塩素化パラフィン類 2022/11/7 難燃剤やプラスチックの可塑剤、金属成形加工時の潤滑剤や冷却剤、ゴム、塗料、接着剤、皮革加脂剤などに使用されます。SCCPsは発がん性や環境中での難分解性が懸念されたことにより、現在はPOPs条約において廃絶対象とされ、日本をはじめ世界各国で生産や使用が規制されています。炭素数によって短鎖塩素化パラフィン (Short Chain Chlorinated Paraffins:SCCPs、C10-C13)、中鎖塩素化パラフィン (Medium Chain Chlorinated Paraffins:MCCPs、C14-C17)、長鎖塩素化パラフィン (Long Chain Chlorinated Paraffins:LCCPs、C18~)に分類され、MCCPsなどの製造時にSCCPsが非意図的に生成されることがあるため注意が必要です。 塩素化パラフィンの種類(CAS・物質名) 85535-84-8 短鎖塩素化パラフィン (SCCPs) (C10-C13)85535-85-9 中鎖塩素化パラフィン (MCCPs) (C14-C17)