CLOSE

試験方法から探す

ドライクリーニング法(JIS L 1931-2及び3)

目的
家庭洗濯(水洗い)が出来ない衣料品は、クリーニング業者でドライクリーニングによって洗濯されます。その際にクリーニング液として使用されるパークロロエチレン又は石油系溶剤に対する寸法変化特性を評価するために行う試験です。

試験方法

「JIS L 1931-2及び-3 繊維製品の商業クリーニング(パークロロエチレン・石油系溶剤)によるドライクリーニング試験方法」に基づいて試験を実施します。
生地を所定の大きさに裁断し、たて方向及びよこ方向に3対以上の印を等間隔につけ、商業ドライクリーニング装置を用いて、以下の条件で試験を実施します。

試験方法 基本定数

kg/㎥

溶剤温度

洗剤の充填量
g/L
水の添加

工程時間
乾燥温度
冷却

(脱臭)
時間

洗い 中間脱水 すすぎ 最終脱液 熱風取入口 排気口








P1法
(一般的な試料の試験方法)
50±2 30±3 1 2 15 2 5 3 80±3 60±3 5
P2法
(繊細な試料の試験方法)
33±2 30±3 1 0 10 2 3 2 60±3 50±3 5
P3法
(非常に繊細な試料の試験方法)
33±2 30±3 1 0 5 2 3 2 50±3 40±3 5



溶剤
F1法
(一般的な試料の試験方法)
50±2 30±3 1 2 15 2 5 5 80±3 60±3 5
F2法
(繊細な試料の試験方法)
33±2 30±3 1 0 10 2 3 5 60±3 50±3 5

試験前後の測定区間の長さを測定し、寸法変化率を計算します。

【ドライクリーニング試験装置】