乾燥処理の記号 2026/4/1 目的 洗濯絵表示における正方形の図は乾燥処理の方法を表しています。間違った乾燥処理を行うと、製品の型崩れや伸び縮みなどの原因となるため、正しい記号の意味を理解して選定を行うことが重要です。 関連記号 ・洗濯処理 ・漂白処理 ・アイロン仕上げ ・商業クリーニング 基本の記号 洗濯絵表示で表される乾燥処理は「タンブル乾燥」と「自然乾燥」の2種類あり、正方形のなかに円があるか線があるかで見分けられます。 付加記号 タンブル乾燥処理 記号内の「・」又は「・・」(ドット)の数は、排気の上限設定温度を表しています。記号に重ね書きした×印は禁止を表します。 自然乾燥処理 線の方向と本数によって次のような洗濯処理後の自然乾燥処理の方法を表しています。縦の一本線は、脱水を行った後のつり干し乾燥縦の二本線は、脱水を行わないぬれつり干し乾燥横の一本線は、脱水を行った後の平干し乾燥横の二本線は、脱水を行わないぬれ平干し乾燥斜め一本線は、日陰干しを表し、記号番号440、430、420及び410の記号と組み合わせて用いる 乾燥処理記号 タンブル乾燥処理 家庭洗濯に対するタンブル乾燥処理を表します。ただし、商業クリーニングにおけるタンブル乾燥処理には適用しません。 記号番号 記号 タンブル乾燥処理 事前検査の確認方法 320 洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる 高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃ 家庭洗濯機法 JIS L 1930 310 洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる 低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃ 300 洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない ― 自然乾燥処理 記号番号 記号 自然乾燥処理 事前検査の確認方法 440 つり干し乾燥がよい 家庭洗濯機法 JIS L 1930 耐光堅ろう度試験 JIS L 0842 又は JIS L 0843 445 日陰でのつり干し乾燥がよい 430 ぬれつり干し乾燥がよい 435 日陰でのぬれつり干し乾燥がよい 420 平干し乾燥がよい 425 日陰での平干し乾燥がよい 410 ぬれ平干し乾燥がよい 415 日陰でのぬれつり干し乾燥がよい 加工・素材別の表示記号 繊維の素材や施されている加工によって、適切な乾燥処理の方法(記号)は異なります。記号を選定する際は、以下解説ページをご参照ください。【取扱い表示記号の選び方 】乾燥処理 よくあるご質問(FAQ) Q.ぬれ干しの記号はどのような製品に使用されますか?A.主に防水性能のある繊維製品に対して使用されます。 例として、防水ジャケット、レインウェア、防水シーツなどがあげられます。防水性能のある製品が脱水にかけられると、洗濯層の水が排水されず、水が急激に移動することで洗濯機の異常振動を引き起こす恐れがあります。異常振動により衣類の損傷や洗濯機の転倒が発生するのを避けるため、脱水処理のないぬれ干しの記号が使用されます。 Q.タンブル乾燥処理の記号はどのような製品に対して付けるものですか?A.素材や製品によって様々ですが、例えば、しわや型崩れの懸念がない肌着やTシャツ、タンブル乾燥によりしわが抑えられる形態安定加工ワイシャツに見られます。一方、乾燥機は「熱」と「回転による物理作用」が加わるため、縮みや外観に異常が起こる恐れの大きい素材(毛や絹など)、熱に弱いプリントや装飾(ビーズやスパンコールなど)がある製品は注意が必要です。タンブル乾燥処理記号を付けるときは事前に製品に異常が発生しないか確認することをおすすめします。 関連ページ 家庭洗濯等取扱い方法表示衣料品の脱水・乾燥の方法取扱い表示記号に直接関連する付記用語例 お問い合わせ 繊維事業本部 お問い合わせはこちら