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恒温恒湿器・定温乾燥機

弊機構では、大きさや形、温湿度設定可能範囲の異なる恒温恒湿器と定温乾燥機を多数所有しております。プラスチック製品の耐熱性試験や耐冷性試験、加速劣化試験等、様々な材料製品の恒温恒湿環境下、高温・低温環境下での試験、評価に対応いたします。

恒温恒湿器
定温乾燥機

恒温恒湿器

目的

恒温恒湿器とは、庫内の温度・湿度環境をコントロールして、試験体を様々な温湿度環境下に置くことができる装置です。また、時間ごとに温湿度を変化させる、サイクル試験を実施することもできます。

恒温恒湿器(庫内)

※庫内サイズと実際に試料を入れることのできる最大寸法は異なります。

保有設備の温湿度制御可能範囲と内寸法

※湿度設定はマイナスなど一部の温度域では実施できない場合もございます。

定温乾燥機

定温乾燥機とは、温度を一定に保つ機能を持ち、高温域の温度環境下で試料の熱処理や乾燥を行うことが出来る装置です。

定温乾燥機(庫内)

保有設備の温度制御可能範囲と内寸法

※上限付近の温度域では試料の発火のおそれがあるため、都度打合せが必要になります。

恒温恒湿器の活用例

酷寒時に戸外に放置したバケツに亀裂が生じたので、品質を確認したい

試験方法
耐冷性試験:低温槽に1時間置き、常温にて2時間放冷後に機能の異常
      または著しい変形が生じていないか確認する。
この試験はマイナス10度を起点として10度おきに温度を下げて行う。
なお、水を入れて冷蔵庫の中で使用する容器の場合は、常温の水を容器の約80%入れた状態で実施。

輸入した靴をみてみると、全数ソールが変色していたので原因が知りたい

再現試験
ジャングル試験:高温多湿の状況下(70℃×95%RH)での環境試験を実施
        するとアッパーの色がソールに移っていた。

木製椅子スツールが輸送中に反ってしまった。             コンテナ環境を作って再現したい。

再現試験
ジャングル試験:製品の状態のまま庫内に入れ輸送コンテナを再現した
        高温多湿状態の環境試験(同上)を実施してみると、
        座板が反った。

定温乾燥機の活用例

お弁当箱を電子レンジで温めたら蓋が閉まらなくなってしまったという

お申し出があった。表示耐熱温度に問題がないか知りたい。

試験方法
耐熱性試験:表示耐熱温度に設定した定温乾燥機の中に1時間置き、
      常温で30分放置後、形状変化、色の変化、蓋と本体の
      はまり具合を確認する。

仕入れたガラス皿の品質(主に割れ)に問題がないか確認したい

試験方法
熱衝撃試験:規定の温度に設定した定温乾燥機内にガラス皿を
      30分間保持した後取り出し、直ちに冷水中に浸したとき、
      ひびや割れがないことを確認する。

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