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消臭試験|ISO17299・SEKマーク対応(汗臭・加齢臭など)

ボーケンでは、第三者試験機関として、汗臭や加齢臭、タバコ臭、生ごみ臭、排せつ臭などの不快臭に対する消臭性能を客観的に評価する消臭試験を実施しています。ISO 17299およびSEKマーク認証基準に基づき、製品開発、品質管理、SEKマーク取得の根拠となる試験データを提供します。

1.消臭試験とは

消臭試験とは、汗臭・加齢臭・タバコ臭・生ごみ臭・排せつ臭などの不快臭に対して、繊維製品がどの程度臭気を低減できるかを評価する試験です。ボーケンでは、ISO17299およびSEKマーク認証基準に基づき、機器分析試験と官能試験の両面から性能を評価します。また、繊維製品に限らず、衛生材料や服飾雑貨品など、生活用品全般に対し、用途や訴求内容に応じた試験設計にも対応可能です。

2.消臭加工とは

消臭加工とは、汗臭・加齢臭・タバコ臭・生ごみ臭・排せつ臭などの不快な臭いに対して、分解・吸着などの機能をもつ物質を繊維に練りこむ、または加工剤を繊維・生地に付与する加工です。

3.対象製品

・衣料品(インナー、靴下、スポーツウェア など)
・寝装品(シーツ、枕カバー、毛布 など)
・服飾雑貨(帽子、手袋、バッグ など)
・生活雑貨(カーテン、クッション、カーペット など)
・その他、臭気機能を有する各種製品

※繊維製品以外についても、製品の用途や形状に応じて条件を変更することも可能です(準用試験)。

4.評価できる臭気の例

SEKマーク繊維製品認証基準では、以下の臭気カテゴリーが定められています。

臭気成分臭気カテゴリー
汗臭加 齢 臭排せつ臭タバコ臭生ごみ臭単独臭
アンモニア
酢酸  
イソ吉草酸    
ノネナール     
硫化水素   
メチルメルカプタン    
インドール     
アセトアルデヒド     
ピリジン     
トリメチルアミン     

※用途に応じた臭気の選定・組み合わせも可能です。

また、ボーケンでは、日常生活で発生する臭いを想定した各種臭気にも対応しています。
例)フェムテック関連臭
  乾燥尿臭(公衆トイレ)

※各種臭気に関する評価事例の詳細については、関連記事 もご参照ください。

5.試験方法

本試験は、SEKマーク繊維製品認証基準(繊技協法)およびISO 17299-2,-3に準拠して実施します。

①機器分析試験(ISO 17299-2/ISO 17299-3)

機器分析試験では、臭気成分の濃度変化を測定し、消臭性能を定量的に評価します。
検知管法とガスクロマトグラフ法の2種類があり、測定する臭気成分に応じて試験方法を使い分けます。イソ吉草酸、ノネナール、インドールはガスクロマトグラフ法、それ以外は検知管法で実施します。

a) 検知管法(ISO 17299-2)
  1. サンプリングバッグに試験片(100cm2又は、1.0g)を入れます
  2. 規定の初発濃度となるよう臭気成分ガスを3L入れます。
  3. 2時間後の臭気成分ガス濃度を検知管により測定します。
b) ガスクロマトグラフ法(ISO 17299-3)
  1. 500mL三角フラスコに試験片(50cm2又は、0.5g)を入れます。
  2. 規定の初発濃度となるよう臭気成分のエタノール溶液を滴下し、封をします。
  3. 2時間後の臭気成分量をガスクロマトグラフにより測定します。
減少率の算出方法

減少率(%)={(空試験の濃度a-試料の濃度b)/a }×100
※空試験とは、試料を入れず臭気成分のみで実施した試験です。

②官能試験

  1. 500ml三角フラスコに試験片(5×20cm(100cm2)又は、0g)を入れます。
  2. 臭気強度5相当の濃度となるように臭気成分を入れます。
  3. 2時間後フラスコ内の臭気と試験片の着臭を判定臭気(臭気強度0相当)と比較し、判定します。

6.評価基準

①機器分析試験

初発濃度及び評価基準

臭気成分試験方法初発濃度(ppm)評価基準(減少率%)
アンモニア検知管法10070以上(80以上)
酢酸検知管法30―(70以上)
硫化水素検知管法470以上
メチルメルカプタン検知管法870以上
アセトアルデヒド検知管法1470以上
ピリジン検知管法1270以上
トリメチルアミン検知管法2870以上
イソ吉草酸ガスクロマトグラフ法約3885以上(95以上)
ノネナールガスクロマトグラフ法約1475以上(90以上)
インドールガスクロマトグラフ法約3370以上

※(   )内の基準を満たす場合、官能試験を省略することができる。
※酢酸については、官能試験省略の基準のみ。

②官能試験

6人中、5人以上のパネリストがフラスコ内の臭気および試験片の着臭について、判定臭気以下と評価することが必要です。

7.FAQ(よくある質問)

Q. 繊維以外でも試験できますか?
A. 可能です。製品の用途や形状に応じて条件を変更することも可能です。
  
Q.SEKマーク取得には何が必要ですか?
A. 臭気カテゴリーごとに、各臭気成分について機器分析試験および官能試験を実施し、評価基準を満たすことが必須です。必要な臭気成分は「3.評価できる臭気の例」に記載の通りで、例えば汗臭では3成分、加齢臭では4成分の評価が必要となります。また、加工の耐久性確認として、未洗濯および規定回数洗濯後の両条件で試験を実施します。
  
Q.官能試験は必須ですか?
A. 

機器分析の結果により省略可能な場合があります。「5.評価基準」をご参照ください。

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