繊維上の特定のウイルスの数を減少させることを目的とした加工のことです。ただし、病気の治療や予防を目的とするものではなく、ウイルスの働きを抑制するものではありません。
対応国際規格はISO 18184「Textiles-Determination of antiviral activity of textile products」になります。
一般社団法人繊維評価技術協議会は繊維製品について、抗ウイルス加工のマーク認証(SEK抗ウイルス加工マーク)を実施しています。
試験対象ウイルスと宿主細胞:
インフルエンザウイルス(H3N2)〔ATCC VR-1679〕-MDCK細胞(イヌ腎臓由来細胞)
ネコカリシウイルス〔ATCC VR-782〕-CRFK細胞(ネコ腎臓由来細胞)
試験方法:JIS L 1922(プラーク測定法)
【評価基準と申請可能なマーク】
評価基準 | 製品区分(付記用語) |
抗ウイルス活性値 ≧ 3.0 | Excellent effect (繊維上の特定のウイルスの数を99.9%減少させます。) |
抗ウイルス活性値 ≧ 2.0 | Good effect (繊維上の特定のウイルスの数を99%減少させます。) |