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試験方法から探す

机・テーブル類の水平力試験(JIS S 1205)

目的

私たちの身近にある机やテーブル類は、日常生活や業務の中で頻繁に使用される家具のひとつです。そのため、安全性や耐久性はもちろん、長期にわたって安定して使用できる性能が求められます。こうした品質を客観的に評価するために、日本産業規格(JIS)では、机・テーブル類に対するさまざまな試験方法が定められています。中でも「JIS S 1205 家具-机及びテーブル類の強度及び耐久性試験方法」は、製品の強度や耐久性に関する基準を明確に示しており、安心・安全な家具づくりに欠かせない指標となっています。

本規格に含まれる試験のひとつが「水平力試験」です。この試験では、机やテーブルの甲板(天板)に水平方向の力が加わった際、脚部や接合部がどのように変形・応力を受けるかを評価します。実際の使用環境では、天板を押す、体重をかける、物を引き寄せるなどの動作が想定され、これらの動作によって構造にねじれや傾きが生じる可能性があります。万が一、構造的な不具合があれば、転倒や破損による事故につながるおそれもあります。

ボーケンでは、JIS S 1205 に準拠した「水平力試験」をはじめ、各種強度・耐久性試験を通じて、お客様の製品が高い品質と安全性を備えているかを客観的に評価いたします。

試験方法

JIS S 1205 7.2 水平力試験

通常の使用状態のようにするため試験体を床面に設置し短辺側の脚に対しストッパを当てます。(キャスタや車輪等がある場合はその部分に対してストッパを当て、その部品も試験に含めます。)
甲板(天板)上に転倒防止に十分なおもりを均等に載荷します。※おもりの重量は100kgを最大とします。
甲板(天板)の側面に規定の位置と方向から力を加えます。(図①)

このとき使用される力は、実際の使用場面を想定した強さ(区分)により設定し、力は10秒間・10回繰り返して加えます。その後反対方向からも力を加えます。(図②)

次にストッパの位置が長辺側となるように試験体を設置し同様に水平力を加え計4方向から力を加えます。このように各々の方向から水平力を加え移動量を測定します。

試験では、加えた水平方向の力に対して、机やテーブルの移動量を計測するとともに、構造に異常が生じていないかを確認します。具体的には、天板の変形、脚部の緩み、接合部の破損などがないかを目視や測定により評価します。
もし、目に見える大きな変形や破損が確認された場合、その製品は安全性に課題があると判断され、改良が求められます。
このように「水平力試験」は、実際の使用状況を想定して製品の安全性・耐久性を確認するための重要な試験です。安全で信頼性の高い家具を提供するために、欠かすことのできない工程のひとつです。

<規定の水平力>

試験区分

1

2

3

4

5

水平力(N)

175

300

450

600

900

※試験区分・・・試験条件の厳しさを表しており、数字が大きいほど厳しい条件となります。

判定基準例

JIS S 1031:2004 オフィス家具―机・テーブル

折り畳みテーブル以外の机・テーブルの場合は、変位量は20mm以下、折り畳み式の場合は30mm以下で、各部に破損、緩み、機能に影響する変形等、使用上支障のある異常がないこと。
(水平力:折り畳みテーブル 300N、それ以外のもの 450N)

JIS S 1061:2004 家庭用学習机

変位量は20mm以下で、使用上支障のある破損及び変形がないこと。
(水平力:300N)

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