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引裂強さ試験(JIS L 1096)(関連規格:ISO 13937-1)

目的

一般的に織物に対して適用され、生地のたて方向またはよこ方向に引き裂くような力を加え、どの程度の力まで耐えることができるかを評価するために行う試験です。

背景

衣服が破れる原因には、縫製時に生じる針穴や、着用時のひっかけキズから一気に破断が広がるケースなどがあります。そのため、引裂強さ試験では、素材が完全な状態ではなく、あえて欠陥や傷がある状態での抵抗力を評価しています。

試験方法

「JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法」に基づいて試験を実施します。

引裂強さ試験にはA法からE法まで試験方法がありますが、一般的によく用いられるD法(ペンジュラム法)について説明します。

63mm×100mmの試験片をたて方向及びよこ方向に5枚ずつ調整し、エルメンドルフ形引裂試験機にセットします。試験片の両つかみの中央で20mmの切れ目を入れ、残りの43mmを引き裂いたときの強さ(N)を測定します。

エルメンドルフ形引裂試験機

試験動画(引裂強さ試験)

試験結果例

試験項目たてよこ
引裂強さ(N)9.65N7.80N

評価基準

こちらからボーケン基準がご覧いただけます。物性試験の引裂強度の項目をご参照ください。

試料サイズ

こちらから試料のサイズをご確認いただけます。物性試験の引裂強さの項目をご参照ください。

FAQ(よくあるご質問)

Q1.引張強さ試験と何が違うのですか?
A1.引張試験は生地全体を引っ張り、どれだけの荷重で千切れるかを測ります。
引裂試験はあらかじめ生地に切り込みを入れ、そこから引き裂く時の抵抗力を測ります。
  
Q2.織物の試験結果で、タテヨコの数値は何を指していますか?
A2.タテの引裂強さは、「タテ糸」の引裂強さを表しています。
ヨコの引裂強さは、「ヨコ糸」の引裂強さを表しています。
弱い糸がタテ、ヨコどちらの糸なのかを調べることができます。

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