CLOSE

法律・表示等の知識を学ぶ

サイズ表示について

裾上げが完成している長ズボンがあります。フィット性を余り必要としない婦人パンツの場合、下記のような表示で良いでしょうか?

上記の表示は「不適正」です。

〔解説〕

既製衣料品のサイズを表示するにあたっては、着用者の身体寸法(基本身体寸法)又は、特定の既製衣料品の特定部位の寸法(特定衣料寸法)により表示します。 フィット性をあまり必要としない婦人パンツで範囲表示をする場合、表示すべき基本身体寸法は「ウエスト」のみです。従って、また下丈と呼び方の記号「LL」の表示はウエスト表示と区別して下記のように表示します。

また、フィット性を必要とする婦人パンツの場合は「ウエスト」「ヒップ」「また下丈」の表示が必要なので、次のような表示になります。

参 考

〔特殊な表示について〕

(1)追加表示の方法 デザインによっては、定められた部位以外の部位を表示した方が消費者が選びやすい商品には、追加表示ができます。JISで定められた表示をした場合に限り、本来の表示と区別してその他の身体部位又は衣料部位のサイズを区分線の下に表示します。

(2)記号(呼び方)の表示 表示サイズがJISの個別規格の各表に示された数値である場合に限り、本来の表示と区別してそれらの数値に対応する呼び方としての記号を付記することができます。呼び方の記号だけによるサイズの表示はしてはいけません。

(3)任意表示の方法 JISの個別規格の各表に基づかない任意のサイズを表示する場合は、基本身体寸法においては範囲表示とし、その着用できる範囲を示さなければなりません。