水筒
定義
■ 型成形(加熱し、型の形にかたちづくる)された合成樹脂製のもの。
■ 飲料水などを入れて持ち歩くための容器。ウレタンフォーム等の断熱材で被包したもの
(保温水筒と呼ばれているもの)を除く。
耐熱温度
・ 次の表に定める試験により測定した温度を表示する。
・ 本体、ふた等2つ以上の部分に異なる種類の原料樹脂を使用している場合は、それぞれの部分を示す用語に、部分の耐熱温度を併記して表示する。
試験方法 | 耐熱温度の試験は、JIS S2029(プラスチック製食器類)の 7・4に掲げる耐熱性の試験を用いることとし、50度を起点として10度おきに行う。 この場合において、恒温槽の中に収容できない大型の合成樹脂加工品については、当該合成樹脂加工品の一部を切削して試験を行うことができる。 |
耐熱温度 | 耐熱温度は、次の算式により算出した温度とする。 耐熱温度=前号の試験により機能の異常又は著しい変形が生じた温度 - 10度 |
容量
・ 容量が1リットル以上の場合はリットル単位で、1リットル未満の場合はミリリットル単位で表示する(許容範囲は、表示値の±5%)。
・ 付属品として中栓のある製品の場合は、中栓をしたときの容量を表示する。
取扱い上の注意
・ 火のそばに置かない旨。
・ レモン等柑きつ類の皮に含まれるテルペン又は油脂によって変質することがある旨(スチロール樹脂製のものに限る)。
・ 冷凍庫に入れて使用すると破裂するおそれがある旨(冷凍庫用に耐冷設計されていないものに限る)。
・ 冷凍する際に注意すべき事項(保冷剤を使用した容器に限る)。
表示者名等の付記
表示した者の「氏名又は名称」及び「住所又は電話番号」を付記する。
表示方法等
合成樹脂加工品ごとに、消費者の見やすい箇所にわかりやすく記載する。(本体刻印、本体印刷、ラベルの貼り付け、下げ札、包装ビニール等)
※ただし、取扱い上の注意については、本体から容易に離れない方法で行う(本体刻印、本体印刷、ラベルの貼り付け等)。 また、 「取扱い上の注意」と「それ以外の事項」を分けて表示する場合には、それぞれの箇所に「表示者名等」の付記が必要となる。
表示例