商業クリーニング処理の記号と試験方法
商業クリーニング処理
円の記号は、繊維製品(本皮及び毛皮を除く。)のタンブル乾燥・仕上げを含めたドライクリーニング処理及びウエットクリーニング処理を表す。この記号は、種々のクリーニング操作に関連した情報を提供する。
ドライクリーニング処理
記号番号 | 記号 | ドライクリーニング処理 | 実用機試験方法 |
620 | ・パークロロエチレン及び記号の欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理(a)ができる。 ・通常の処理 |
JIS L 1931-2 P1 法 | |
621 | ・パークロロエチレン及び記号の欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理(a)ができる。 ・弱い処理 |
JIS L 1931-2 P2 法 | |
610 | ・石油系溶剤(蒸留温度150℃~210℃、引火点38℃~)でのドライクリーニング処理(a)ができる。 ・通常の処理 |
JIS L 1931-3 F1 法 | |
611 | ・石油系溶剤(蒸留温度150℃~210℃、引火点38℃~)でのドライクリーニング処理(a)ができる。 ・弱い処理 |
JIS L 1931-3 F2 法 | |
600 | ・ドライクリーニング処理ができない。 | ― | |
注(a)ドライクリーニング処理は、タンブル乾燥を含む。 |
ウエットクリーニング処理
記号番号 | 記号 | ウエットクリーニング処理 | 実用機試験方法 |
710 | ・ウエットクリーニング処理ができる。 ・通常の処理 |
JIS L 1931-4 W1 法又はCW1 法 |
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711 | ・ウエットクリーニング処理ができる。 ・弱い処理 |
JIS L 1931-4 W2 法又はCW2 法 |
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712 | ・ウエットクリーニング処理ができる。 ・非常に弱い処理 |
JIS L 1931-4 W3 法又はCW3 法 |
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700 | ウエットクリーニング処理はできない。 | ― |
【付加記号の説明】
・記号の下の一本線は弱い処理を、二本線は非常に弱い処理を表す。
・記号に重ね書きした×印は禁止を表す。
・記号の下の一本線は弱い処理を、二本線は非常に弱い処理を表す。
・記号に重ね書きした×印は禁止を表す。