アイロン仕上げ処理の記号 2026/4/1 目的 アイロン仕上げ処理記号は、家庭でのアイロンがけの可否や適切な温度を示すものです。素材や仕様に合わない間違ったアイロンがけは、生地の縮みやテカリ、型崩れなどを引き起こす原因になるため、正しい記号を選定する必要があります。 関連記号 ・洗濯処理 ・漂白処理 ・乾燥処理 ・商業クリーニング 基本の記号 アイロン仕上げ処理はアイロンの形で表します。 付加記号の説明 温度 ドットの数で処理温度の段階を表します。「・」の数が多いほど処理温度が高いことを意味します。 低温 中温 高温 禁止 アイロン仕上げが禁止の場合は×を重ねて表します。 アイロン仕上げ処理記号 記号番号記号アイロン仕上げ処理素材事前検査の確認方法530底面温度210℃を限度としてアイロン仕上げができる。綿、麻、レーヨンなど、比較的熱に強い素材織物及びアイロン寸法変化率試験方法JIS L 1057ホットプレス堅ろう度試験JIS L 0850/JIS L 0879520底面温度160℃を限度としてアイロン仕上げができる。毛、絹、アセテート、ポリエステル、ナイロンなど510底面温度120℃を限度としてアイロン仕上げができる。アクリル、ポリウレタン、ビニロンなど、熱にデリケートな素材511底面温度120℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる。水分と熱の組み合わせに弱く、縮みや水シミなどの恐れがある素材スチーム処理によって表面形態が変化する恐れがある素材500アイロン仕上げ禁止。ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、合成皮革、天然皮革など― 加工・素材別の表示記号 繊維の素材や施されている加工によって、適切なアイロン処理の方法(記号)は異なります。記号を選定する際は、以下解説ページをご参照ください。【取扱い表示記号の選び方 】アイロン処理プリント製品のアイロン表示について よくあるご質問(FAQ) Q.各アイロン仕上げ処理記号はどのように選定したらよいでしょうか?A.素材にはそれぞれ適した温度があります。間違った温度で処理すると、外観や風合いに影響を及ぼす可能性があるため、確認試験などにおいて、以下の異常がないことを確認した上で、適切な処理記号を決定します。外観変化(生地にテカリ、変色などがないこと)寸法変化(アイロンの熱やスチームによる、生地の著しい伸縮がないこと)風合い変化(生地の硬化や軟化などがないこと) Q.2種類以上の繊維が混ざっている場合、記号はどのように選定すればよいでしょうか?A.混ざっている繊維の中で、最も熱に弱い(設定温度が低い)繊維に合わせて記号を選定してください。例:ポリエステル65%、綿35%の製品の場合綿「高温(・・・)」よりも熱に弱いポリエステル「中温(・・)」に合わせ、アイロンの記号は「中温(・・)」を選定します。 Q.どのような付記用語がありますか?A.付記用語は表示記号の補足として、記号だけでは伝えきれない詳細な情報を必要に応じて記号の近くに用語や文章で表します。「できるだけ簡単に」かつ「内容を正確に伝える」、取扱表示に直接関連する際は記号と矛盾がないように注意が必要です。付記用語の例・「あて布使用」・「プリント部分アイロン禁止」・アイロンを表から掛けられないが、裏から掛けられる時は 「(を表示して)アイロンは裏から〇温であててください」 (〇には高、中、低を表示) 関連ページ 取扱い表示記号に直接関連する付記用語例衣料品のアイロンのかけ方表示の知識(繊維) お問い合わせ 繊維事業本部 お問い合わせはこちら