示差熱・熱重量(TG/DTA)同時測定試験 2026/10/6 概要 TGとはDTAとはTG/DTAとはTG/DTAでできることお問い合わせ TG(熱重量測定)とは 試料を加熱しながら重量変化を測定することで、熱分解や揮発成分の脱離、燃焼・酸化などに伴う重量変化を評価する分析方法です。 項目 得られるデータ 主な用途 熱分解開始温度 分解による重量減少が始まる温度 耐熱性・熱安定性の評価 揮発・分解挙動の評価 質量減少率 加熱によって減少した質量の割合 材料・組成の比較 残渣量 加熱後に残った重量 無機成分・フィラー量の比較 DTGピーク 重量減少速度が最大となる温度 熱分解挙動の詳細な評価 TGで得られるデータ DTA(示差熱分析)とは DTA曲線に現れる吸熱ピークから、融解などの熱的変化が生じる温度を評価できます。DTAでは、加熱によって材料に生じる「吸熱」や「発熱」をピークとして捉えることができます。ピークが現れる温度や形状を確認することで、融解、結晶化、脱水、分解、酸化などの熱的変化を評価できます。 項目得られるデータ主な用途吸熱ピーク温度試料が熱を吸収する現象が最も大きく現れる温度融解、脱水、蒸発、分解などの熱的変化が起こる温度の評価発熱ピーク温度試料が熱を放出する現象が最も大きく現れる温度結晶化、酸化、燃焼などの熱的変化が起こる温度の評価ピーク開始温度吸熱・発熱による変化が始まり始める温度材料の熱的変化が開始する温度の評価、耐熱性の比較ピークの大きさ・形状吸熱・発熱現象の強さや、その変化の特徴材料間の熱的挙動の比較、熱的変化の特徴の確認複数ピークの検出異なる温度域で複数の吸熱・発熱現象が発生していること複数の熱的変化や反応の存在を確認、材料の比較・評価 DTAで得られるデータ TG/DTAとは 試料を加熱しながら、重量の変化(TG)と吸熱・発熱などの熱的変化(DTA)を同時に測定する分析方法です。熱分解、揮発、脱水、融解、結晶化、酸化など、材料が加熱によってどのように変化するかを評価できます。樹脂・ゴム・プラスチックなどの熱安定性や材料特性の比較、加熱による変化や残渣量の評価などに利用されています。 項目得られるデータ主な用途熱分解挙動加熱によって材料が分解し、重量が減少する温度や変化の大きさ樹脂・ゴムなどの熱安定性の評価、材料間の比較揮発成分・水分などの重量減少加熱によって水分、残留溶剤などが揮発し、重量が減少する現象材料中の揮発成分の確認、乾燥状態や材料の比較融解・結晶化などの熱的変化加熱・冷却に伴って発生する吸熱・発熱現象融解・結晶化などの熱的挙動の評価酸化・燃焼などの反応酸素雰囲気などで加熱した際に生じる発熱や重量変化材料の酸化・燃焼挙動の評価、熱安定性の比較残渣・無機成分の量加熱後に残る重量から、無機フィラーや灰分などの存在量を評価樹脂・ゴム中の無機充填材、灰分などの比較・評価 TG/DTAで得られるデータ TG/DTA分析装置 TG/DTAでできること 材質の比較・異同評価 複数の材料についてTG/DTA測定を行い、重量変化や吸熱・発熱などの熱的挙動を比較することで、材料間の違いを評価できます。正常品と異常品、バージン材と再生材、異なるメーカーやロットの材料などの比較に活用できます。 再生材料の評価 再生プラスチックなどの再生材料は、回収・粉砕・溶融・押出・再成形などの工程で、加熱や加工を繰り返し受ける場合があります。こうした再生・再加工によって、材料の熱的特性や組成が変化する可能性があります。TG/DTAでは、バージン材と再生材を比較することで、熱分解挙動、重量減少、残渣量、吸熱・発熱などの熱的変化を評価できます。再生材の品質確認や材料比較、再生・再加工による特性変化の検討などに活用できます。 関連ページ 樹脂鑑別、素材分析試験プラスチックの海洋生分解性評価試験(ISO19679) – ボーケンでは海洋環境における生分解度の測定を実施しております –プラスチックの嫌気性生分解性評価試験 お問い合わせ 大阪認証・分析センター〒552-0021 大阪市港区築港1丁目6番24号TEL:06-6577-0031 本試験に関するお問い合わせはこちら