据置形手すりの強度試験、耐久性試験(JIS T 9281) 2024/8/16 目的 福祉用具の手すりは歩行あるいは動作を行うにあたり手を置いて身体を支えるもので、破損すると大事故につながります。据置形手すりは居宅の床もしくはトイレに置いて使用するもので、転倒防止や移動、車いすへの移乗を助ける役割があります。JIS T 9281「福祉用具-据置形手すり」では強度試験、耐久性試験にて通常使用における強度や繰り返し使用における耐久性を評価します。 試験概要 ベース部を水平な平面に固定し、グリップ部に規定の荷重、時間、回数を各方向に加える。 水平方向 水平方向の強度試験 水平方向の耐久性試験 負荷位置 最も不利な点 最も不利な点 荷重、時間 500N×30秒 (便器の立ち座り用は400N×30秒) 200N 回数 10回 2万回 性能 各部に使用上支障のある異常があってはならない。 水平方向の強度試験、耐久性試験 垂直方向 垂直下向きの強度試験 垂直下向きの耐久性試験 垂直上向きの強度試験 負荷位置 最も不利な点及びグリップの左右いずれかの端部 最も不利な点 最も不利な点 荷重、時間 750N×30秒 (便器の立ち座り用は800N×30秒) 400N 500N×30秒 回数 10回 2万回 10回 性能 各部に使用上支障のある異常があってはならない。 垂直下向きの強度試験(中央荷重)、耐久性試験 垂直下向きの強度試験(端部荷重) 垂直上向きの強度試験 問い合わせ先 生活産業資材事業本部東京生活用品試験センター TEL:03-5669-1382大阪生活用品試験センター TEL:06-6577-0124こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。