吸水性試験(JIS L 1907) 2016/11/11 目的 吸水性試験とは、生地が汗や水といった水分をどれだけ吸収しやすいかを評価するために行う試験です。 吸水性とは? 吸水性とは、水(液体)を吸収する性質を指しています。例えば、衣類の場合、かいた汗を直接吸収する性質のことをいいます。スポーツ等で汗をかいた時、着ている衣類にその汗が吸収されなければ、ムレやベトツキ等の不快感の原因となります。また、タオルやバスマットでは、水を吸い込む性能が悪ければ、使用感が悪く、消費者クレームにつながる可能性もあります。 試験方法 試験の種類 「JIS L 1907繊維製品の吸水性試験方法」に基づいて試験を実施します。 繊維製品の吸水性を評価する方法としては吸水速度試験が一般的によく用いられています。 試験方法には、①滴下法 ②バイレック法 ③沈降法 の3種類があります。 1. 滴下法 ① 試験片を保持枠に取り付けます。 ② 試験片上10mmの高さから水を1滴(約0.04ml)滴下します。 ③ 水滴が試験片に到達してから水の鏡面反射(キラキラした反射)が完全になくなるまでの時間をストップウォッチで測定します。 【評価の目安】 10秒以下 (基準値は各社基準により異なります。) 【滴下法試験装置】 2. バイレック法 ① 試料からたて方向及びよこ方向に、200 mm×25mmの試験片を採取します。 ② 試験片が垂直になるように上端を固定して下端を水に浸漬させます。 ③ 10分間放置後、水が試験片内を上昇した高さを測定します。 【評価の目安】 80mm以上 (基準値は各社基準により異なります。) 【バイレック法試験の様子】 3. 沈降法 ① 試料から10 mm×10mmの試験片を採取します。 ② 試験片の測定面を下向きにして水に浮かべます。 ③ 試験片が湿潤して沈降し始めるまでの時間をストップウォッチで測定します。 【評価の目安】 60秒以下 (基準値は各社基準により異なります。) 関連ページ 吸水速乾性(ボーケン規格・ISO 17617 Method B・MMT)透湿性(JIS L 1099・ ISO 11092・ISO 15496) 防水性試験(JIS L 1092) – はっ水性試験・耐水度試験の評価方法のご紹介です。 –吸放湿性試験(JIS L 1954・ボーケン規格) – 試料の湿気の吸いやすさ、吸収した湿気の放散しやすさを評価します。 – お問い合わせ 東京機能性試験センターTEL:03-5669-1415 大阪機能性試験センターTEL:06-6577-0157 上記試験に関するお問い合わせフォームはこちら