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プラスチックの海洋生分解性評価試験(ISO19679)

海洋生分解性評価試験(ISO19679)について、ボーケンにて実施可能です。本試験は、海洋環境条件下でプラスチック等の材料がどの程度生分解されるかを評価する国際規格に基づいた方法です。

条件詳細は下表をご参照ください。

規格番号ISO19679
規格名称プラスチック—海水/堆積物界面における非浮遊プラスチック材料の好気性生物分解の測定—発生した二酸化炭素の分析による方法
概要海水/堆積物界面の微生物による酸素存在下での生分解度の測定
植種源海水、堆積物
試料形状フィルム
試験容器500 mL
試験温度25±2℃
試験期間6ヶ月~2年
(定常期に到達した場合は期間短縮可能、生分解が有意に進行している場合は期間延長可能)
測定二酸化炭素発生量
評価生分解度(%)
[計算式]
生分解度(%) = (サンプルからのCO2発生量-ブランクからのCO2発生量)/理論CO2発生量×100
※理論CO2発生量=サンプル量×炭素含率×(44/12)
 例)PLA(添加剤などなし)の場合、分子量72、その内炭素36のため、炭素含率は0.5である。
 よって、PLA10gからの理論CO2発生量は10g×0.5×(44/12)=18.3gである。
※試料が単一素材でない(添加物などが含まれる)など、理論CO2発生量の算出が困難な場合、TOC(Total Organic Carbon:全有機炭素量)値が必要である。
海洋生分解装置 ISO19679
日本バイオプラスチック協会の「海洋生分解性プラ」マーク

バイオプラスチック(バイオマスプラスチック+生分解性プラスチック)は、持続可能な資源利用やカーボンニュートラル社会の実現に向けて重要な役割を果たしています。ボーケンでは、バイオマス度の測定だけでなく、生分解性試験についても受託しております。ご不明点・ご質問ございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

BOKENはJBPAの認定試験機関です

 弊機構は、日本バイオプラスチック協会(JBPA)が運営する識別表示制度のポジティブリスト(PL)記載に要する試験実施機関として登録されております(右写真:JBPA認定試験機関の認定証)。
そのため、「海洋生分解プラ」マーク取得のための生分解性試験【ISO19679】実施が可能です。

JBPA海洋生分解性試験プラ識別表示制度
https://www.jbpaweb.net/identification/identification-marinebiodegradable/

JBPA認定試験機関の認定証

JBPAの「海洋生分解プラ」マーク取得までのフロー

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生分解性試験実施

JBPAへ登録申請

一般社団法人バイオプラスチック協会(JBPA)HP: https://www.jbpaweb.net/

費用等、ご不明点は大阪認証・分析センターにお問い合わせください。

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06-6577-0031(担当:松田・中西)
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