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化粧品の安定性試験

概要

目的

化粧品は製造から3年以内で変質するもの以外は、使用期限を表示しなくてもよいとされています。そのため、多くの化粧品には使用期限や製造年月日が記載されていませんが、3年間(未開封かつ適切な保存条件のもと)は正常に使用できることを保証することが必要となってきます。
化粧品の安定性試験とは、化粧品の品質が時間経過とともにどのように変化するかを明らかにするための試験です。
具体的には、化粧品の使用期限である3年間安定であるかを確認するために、温度や湿度の負荷をかけて試験します。ただ化粧品の安定性試験については公的な規格が無いため、

弊機構では厚生労働省が作成した医薬品を対象とした安定性ガイドライン(注)に準じて

確認試験を実施しております。

(注)医薬品有効成分の化学的変化を基に設定されており、加速試験の結果が物理的変化の予測に適用できるとは限りません。

試験方法

加速試験 条件
温湿度:40℃±2℃/75%RH±5%
保管期間:6ヵ月
測定項目:外観・性状(分離・変色)、におい、粘度、pH、質量など
※測定期間中0,1,3,6カ月に抜き取り検査を行います。
  測定ポイントはご希望により変更可能です。
※苛酷条件(50℃、60℃)にも対応しております。

恒温恒湿器

各種試験についてのお問い合わせ

ボーケン品質評価機構 認証分析センター(化粧品グループ)