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試験方法から探す

防炎性(表面フラッシュ)

目的

生地に着火した際に表面フラッシュが発生する恐れがないかどうかを評価するために行う試験です。表面フラッシュとは、一部に触れた火が生地の表面を走り、短時間で製品の表面に炎が広がる現象です。起毛製品での事故が特に目立っており、注意が必要です。

試験方法

「JIS L 1917繊維製品の表面フラッシュ燃焼性試験方法」に基づいて試験を実施します。

試験片を毛羽方向と反対向きに3回ブラッシングした後、試験装置に毛羽方向を下向きにして垂直にセットします。試験片の下部表面に0.5秒間炎を接触させ、広がった表面フラッシュが10cm、20cm、30cmのそれぞれのマーカ糸を切断するまでの時間を計測します。

 

【(一社)繊維評価技術協議会】

評価区分

測定結果

1.表面フラッシュなし

表面フラッシュ炎がマーカ糸取付位置10cmまで到達しない

 

2.表面フラッシュあり

1.表面フラッシュ炎がマーカ糸取付位置10cmまでは到達するが、20cmまで到達しない

2.表面フラッシュ炎がマーカ糸取付位置20cmまで1秒間かかって到達する

3.表面フラッシュ著しい

表面フラッシュ炎がマーカ糸取付位置20cm1秒未満で到達する

【試験の様子】

surface_flash.jpg