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携帯用クーラーボックスの性能試験(JIS S 2048)

目的

プラスチック製携帯用クーラーボックス(以下、クーラーボックスという)は、キャンプや魚釣りなどのレジャーをはじめ、一般家庭での冷蔵品の運搬用など様々なシーンで使用されます。これらは本来の目的である保冷性と同時に、運搬用ボックスとしての強度、耐久性などの各種性能が求められます。クーラーボックスの容量や運搬物の重量や使用シーンにもよりますが、使用時や運搬時に破損などが起こると怪我などの事故に繋がる可能性が考えられます。

また、昨今は環境配慮の観点から再生プラスチック材料を利用したクーラーボックスの企画開発も増えてきており、これらの製品性能の事前確認は非常に重要となってきます。

クーラーボックスの性能試験は「JIS S 2048 携帯用クーラーボックス」によって定められています。ボーケンではJIS S 2048に基づく各種性能試験をおこなっております。

※規格対象:容量35L以下の携帯用クーラーボックス

試験方法

JIS S 2048 携帯用クーラーボックス

耐衝撃性試験

a)本体

クーラーボックスに容量の約50%の水又はそれに相当する質量の砂を入れ、附属品を取り付け、ふたを固定具で締めます。クーラーボックスを水平に保持して、コンクリート床面上に約50㎝の高さから連続3回落下させ、割れ、ひびなどの有無及び固定具、水抜き栓などの機能の異常の有無を確認します(キャスター付きの場合は、キャスター機能に異常が無いことも確認します)。

b)本体内側

クーラーボックスに氷を砕いて投入してある水をほぼ満水に注入し、氷が一部残るようにして1時間冷却します。その後、水及び氷を流し出し、直ちにクーラーボックスをほぼ水平な台上に置き、本体内側の底の中心部付近に直径:約50㎜、質量:0.5kgのおもりを50㎝の高さから1回落下させ、割れ及びひびなどの有無を確認します。

耐荷重性試験

クーラーボックスに附属品を取り付け、ふたを固定具で締めてほぼ水平な台上に置きます。次にふたの中心部に厚さ25mmのウレタンフォームを置き、その上に直径200㎜の荷重用当て板を当て、1300Nの荷重を10秒間加える。この操作を10回繰り返した後、割れ、著しい変形及びふた、固定具、水抜き栓などの機能の異常の有無を確認します。

試験の様子

耐熱性試験

クーラーボックスに附属品を取り付け、ふたを固定具で締めて60℃の恒温槽の中にクーラーボックスを入れて1時間加熱した後に取り出します。室温になるまで放冷後、著しい変形及び固定具、水抜き栓などの機能の異常の有無を確認します。

ベルト及びハンドルの強度試験

クーラーボックスの中の附属品を取り除いた後、その中に水を満水にし、その質量(m1)を測定します。その後、クーラーボックスの中に質量(m1)の2倍のおもりを入れた後、つり下げ具を用いて垂直につるして5分後、ベルト及びハンドルの異常、並びにベルト及びハンドル取り付け部の異常の有無を確認します(ベルトの長さが調節できるものは最長でおこないます)。

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