歯ブラシの性能試験(JIS S 3016) 2026/8/18 目的 私たちが日常使用している歯ブラシは、虫歯や歯周病、口臭予防の為に使用されており、今や私たちの日常生活に欠かせない日用品の1つです。近年、特に口腔の健康が全身の健康に関わっていることが注目されはじめ、健康維持の為の口腔ケア用品として重要な役割を担っています。これらの品質や安全性確保のために、JIS S 3016によって各種試験方法が規定され、表示方法においては家庭用品品質表示法に基づく表示が義務付けられています。特にその中の「耐熱温度」と「毛の硬さ」の表示項目についてはJIS S 3016に規定された方法で確認することとなっており、口腔の健康維持や適切なセルフケアに関わる重要な品質情報となっています。ボーケンではJIS S 3016に基づく各種性能試験を実施しております。※規格対象:日常生活で用いる植毛された歯ブラシ ただし、電動式のもの及び一時的に使用するものは除く。 耐熱温度(JIS S 3016 5.2) 試験方法 表示された温度±2℃の温水中に3分間浸した後、柄及び毛の異常の有無を調べます。 結果の評価 家庭用品品質表示法においては、柄及び毛に異常を生じない最高温度を表示します。 毛の硬さ試験(JIS S 3016 5.3) 試験方法(圧縮試験機を用いる方法) 1.歯ブラシの毛の長さを7±0.15mmに水平に切りそろえて試料とします。毛の長さが7mmに満たない場合は、同一の製法で製造された毛の長さが7±0.15mmのものを試料とします。 2.試料を圧縮試験機に固定し、10mm/minの速度で荷重を加え、荷重の最大値を求め、下記の式により毛の硬さを算出します。 H=P/B H:毛の硬さ(N/cm2)、P:荷重の最大値(N)、B:植毛面積(cm2) 3.試験は任意の3個の試料について行い、その平均値で表します。 結果の評価 家庭用品品質表示法において、歯ブラシの毛の硬さの表記が定められています。測定結果に応じて「かため」「ふつう」「やわらかめ」と表記します。項目毛の硬さ(N/cm2)かため75以上ふつう50~85やわらかめ60以下 毛止め強度(JIS S 3016 5.1) 試験方法 歯ブラシの任意の2株を選定し、引張試験機によってそれぞれの株を20mm/minで引っ張った時の最大引張力を測定します。 結果の評価 最大引張力:8N以上 関連記事 歯ブラシ樹脂鑑別、素材分析試験食品衛生法に基づく試験の概要 お問合せ 東京生活用品試験センター〒135-0001 東京都江東区毛利1丁目12番1号TEL:03-5669-1382 大阪生活用品試験センター〒552-0021 大阪市港区築港1丁目6番24号TEL:06-6577-0124 お問い合わせフォームはこちら