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耐熱ガラス・陶磁器の熱衝撃性試験(耐熱温度差)JIS規格

目的

耐熱ガラス製・陶磁器製の器具または容器は一般のガラスに比べて熱衝撃に強いという特性があり、加熱調理などにも使用できる便利な容器です。ただし、これらの製品は素材のもつ「耐熱温度差」を超える急激な温度変化が発生すると、体積膨張や収縮により割れが発生し、細かく割れた破片による怪我など重大な事故につながる可能性が考えられます。
また、耐熱ガラス製器具は家庭用品品質表示法で「耐熱温度差」の表示が義務付けられています。
ボーケンではこれらの耐熱ガラス製器具・陶磁器の熱衝撃性(耐熱温度差)を確認する為に、JISで定められた「熱衝撃試験」をおこなっております。

試験方法

耐熱ガラス製食器

熱衝撃試験 JIS S 2030 4.1

規定の試験温度差に調整した乾燥機の中に試料を30分間保持した後、これを取り出して直ちに冷水中に1分間浸した後、ひび及び割れがないことを確認します。

種類及び呼称試験温度差許容差
直火用超耐熱ガラス製400℃以上+20℃以下
直火用耐熱ガラス製150℃以上+10℃以下
天火用耐熱ガラス製120℃以上+8℃以下
熱湯用耐熱ガラス製120℃以上+8℃以下
試験の様子
直火用とは・・・ガスコンロ等、直接火に当てる用途
天火用とは・・・オーブンレンジ、電子レンジ等、直接火を当てない用途
  
耐熱ガラス製の器具(食事用、食卓用又は台所用)は家庭用品品質表示法の対象となっており、上記試験による「耐熱温度差」を表示しなければなりません。

表示例
(ほうけい酸ガラス又はガラスセラミック製器具)

陶磁器製耐熱食器

熱衝撃試験 JIS S 2400 4.1

規定の試験温度差に調整した恒温槽の中に試料を1時間保持した後、直ちに24±3℃の水槽中に重ならないよう投入し、試料が水温まで冷えてから取り出してゆう層及び素地の欠点の有無を調べます。

※ゆう層とは・・・素地にゆう薬を施して焼成した後、製品の表面にできるガラス質のゆう薬の層

種類試験温度差
直火用(高耐熱)350~360℃
直火用150~160℃
天火用(300℃以下)150~160℃
天火用(200℃以下)120~128℃
試験の様子
直火用とは・・・ガスコンロ等、直接火に当てる用途
天火用とは・・・オーブンレンジ、電子レンジ等、直接火を当てない用途

 

アルミニウム製加熱調理器具

ガラス製蓋の耐熱衝撃性試験 JIS S 2010 8.3.16

ガラス製の蓋(つまみなどは取り外さない。)を水道水流水の温度より120℃高い温度に設定した恒温槽に入れ、30分間保持した後、これを取り出して直ちに水道水流水中に1分間浸せきした後、目視によってひび割れ及び破損の有無を確認します。

耐熱ガラスと強化ガラスは特性、用途が異なりますのでご注意ください。
 耐熱ガラスとは・・・熱膨張率を下げて、急激な温度変化を加えても割れないようにしたガラスのこと
 強化ガラスとは・・・様々な方法で表面に圧縮応力層を作り、機械的強度や耐衝撃性を高めたガラスのこと

 

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