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試料設置時の室内VOC濃度試験(JIS A 1911, JIS A 1912)

目的

家具、カーテン・カーペット、建築資材(壁紙・合板・MDF、塗料等)を対象に、試料から放散される ホルムアルデヒドを含む揮発性有機化合物(VOC)の室内濃度を測定する試験です。

試験方法

JISに準拠した大形チャンバー試験室(壁材:ステンレス製、温湿度一定、換気システム使用)を用いて、試料設置時の揮発性有機化合物の室内濃度測定を行います。

※試料搬入後は、密閉状態にて試料を設置しています。 ※以前より実施させて頂いていた「ボーケン法」は、2019年3月末をもって終了させて頂きます。

試験条件

温度管理

28±1℃

相対湿度

50±5%

換気回数

0.5回/h

対象物質

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、多数のVOCも測定可能。別途ご相談ください。

測定結果

①1,3,7日後の室内濃度 μg/m3 ②1,3,7日後の放散速度 μg/(unit・h)単位個数あたり ③試料面積が分かる場合、単位面積当たりの放散速度 μg/(m2・h)もわかります

【厚生労働省室内濃度指針値(2019年1月17日現在)】

揮発性有機化合物

室内濃度指針値(※1)

ホルムアルデヒド 100μg/㎥(0.08ppm)
アセトアルデヒド 48μg/㎥(0.03ppm)
トルエン 260μg/㎥(0.07ppm)
キシレン 200μg/㎥(0.05ppm)
エチルベンゼン 3800μg/㎥(0.88ppm)
スチレン 220μg/㎥(0.05ppm)
パラジクロロベンゼン 240μg/㎥(0.04ppm)
テトラデカン 330μg/㎥(0.04ppm)
クロルピリホス 1μg/㎥(0.07ppb) 小児の場合0.1μg/㎥(0.007ppb)
フェノブカルブ 33μg/㎥(3.8ppb)
ダイアジノン 0.29μg/㎥(0.02ppb)
フタル酸ジ-n-ブチル 17μg/㎥(1.5ppb)
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 100μg/㎥(6.3ppb)

※1 括弧内値は、25 ℃のときの換算値。

海外規格への対応

海外でもホルムアルデヒドを始めとするVOC類が、それぞれの国の試験規格に基づく方法で実施されております。ボーケン所有の大形チャンバー試験室は欧州、米国、ISOの試験条件にも対応可能です。

ボーケンで対応可能な大形チャンバー試験の海外規格

国・地域

規格

温湿度

換気回数

試料採取

米国

ASTM E1333-14
(ホルムアルデヒドのみ)

25±1℃
50±4%

0.5±0.05(回/h)

16時間後及び
20時間後

欧州

EN717-1
(ホルムアルデヒドのみ)

23±0.5℃
45±3%

1±0.05(回/h)※

10日間の内で
14回採取

国際

ISO16000-9

23±2℃
50±5%

0.5±0.05(回/h)

1日後、3日後、7日後、14日後、28日後、56日後(必要に応じてこれら以上の日数での測定も可)

日本
(参考)

JIS A 1911
及び1912

28±1℃
50±5%

0.5±0.05(回/h)

1日後、3日後、7日後(必要に応じて14日後、28日後の測定も可)

※チャンバー室1台のみ使用可能

補足

揮発性有機化合物とは、揮発しやすい有機化合物の総称です。 化学的な分類では、50℃~250℃程度の沸点で種類はかなり多く、代表的な化合物としては塗料等の溶剤によく使用されるトルエンやキシレンなどが挙げられます。 また、揮発性有機化合物には木材の臭いの成分なども含まれます。 ホルムアルデヒドも広義では揮発性有機化合物になりますが、かなり揮発性が高いため高揮発性有機化合物と呼ばれています。

分類

略記

沸点範囲(℃)

高揮発性有機化合物 揮発性有機化合物

VVOC VOC

<50
50-260

半揮発性有機化合物 粒子状物質

SVOC POM

260-380
380<

※各団体によって沸点範囲の値の取扱いは多少異なります。