抗菌性(JIS Z 2801:繊維以外) 2021/5/1 抗菌とは? 「JIS Z 2801抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果」では、「製品の表面における細菌の増殖を抑制する状態」と定義されています。これに、カビや酵母などの真菌類は含まれません。 JIS Z 2801の対象製品 繊維製品及び光触媒抗菌加工製品を除く、プラスチック製品、金属製品、セラミックス製品など抗菌加工を施した製品(中間製品を含む。)に適用します。なお、防かび、防臭、生物劣化などの抗菌効果の副次的効果は、この規格に含まれていません。なお、粉末や液体、空間除菌等の評価には適用できません。 試験方法 JIS Z 2801 抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果試験菌種:黄色ぶどう球菌、大腸菌シャーレ内の試験片(5cm×5cm)に試験菌液0.4mlを滴下し、フィルム(4cm×4cm)をかぶせ、シャーレのふたをする。※試験は未加工試料、加工試料で実施シャーレをを35℃、90%RH以上で24時間培養させる24時間後、SCDLP培地10ml加えて、フィルムと試験片から試験菌を洗い出す。洗い出し液中の菌数を寒天平板培養法により測定する。下記の式に従い抗菌活性値を算出する。抗菌活性値=log(無加工試料1cm2当たり・培養後生菌数)ーlog(加工試料1cm2当たり・培養後生菌数) サンプルについて 加工品と無加工品をご準備ください。試験面(加工面)がわかるようにしてください。1菌種の場合:加工品3枚、無加工品6枚2菌種の場合:加工品6枚、無加工品12枚※SIAAマーク認証試験を行う場合は枚数が異なります(下記「SIAAマーク認証のための試験」をご参照ください)。 【評価基準】抗菌活性値 ≧ 2.0 SIAAマーク認証のための試験 SIAA(一般社団法人 抗菌製品技術協議会)では、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、マーク表示の認証・管理・運用を行っています。ボーケンは認証における試験実施機関として指定されており、申請に必要な抗菌・抗ウイルス性試験を実施しています。 SIAAマーク認証のための試験についてはこちら