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抗菌性(JIS Z 2801:繊維以外)

抗菌とは?

「JIS Z 2801抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果」では、「製品の表面における細菌の増殖を抑制する状態」と定義されています。これに、カビや酵母などの真菌類は含まれません。

JIS Z 2801の対象製品

繊維製品及び光触媒抗菌加工製品を除く、プラスチック製品、金属製品、セラミックス製品など抗菌加工を施した製品(中間製品を含む。)に適用します。なお、防かび、防臭、生物劣化などの抗菌効果の副次的効果は、この規格に含まれていません。なお、粉末や液体、空間除菌等の評価には適用できません。

試験方法

JIS Z 2801 抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果
試験菌種:黄色ぶどう球菌、大腸菌

  1. シャーレ内の試験片(5cm×5cm)に試験菌液0.4mlを滴下し、フィルム(4cm×4cm)をかぶせ、シャーレのふたをする。※試験は未加工試料、加工試料で実施
  2. シャーレをを35℃、90%RH以上で24時間培養させる
  3. 24時間後、SCDLP培地10ml加えて、フィルムと試験片から試験菌を洗い出す。
  4. 洗い出し液中の菌数を寒天平板培養法により測定する。
  5. 下記の式に従い抗菌活性値を算出する。

抗菌活性値=log(無加工試料1cm2当たり・培養後生菌数)ーlog(加工試料1cm2当たり・培養後生菌数)

サンプルについて

sample

加工品と無加工品をご準備ください。
試験面(加工面)がわかるようにしてください。
1菌種の場合:加工品3枚、無加工品6枚
2菌種の場合:加工品6枚、無加工品12枚
※SIAAマーク認証試験を行う場合は枚数が異なります(下記「SIAAマーク認証のための試験」をご参照ください)。

【評価基準】
抗菌活性値 ≧ 2.0

SIAAマーク認証のための試験

siaa_kohkin

SIAA(一般社団法人 抗菌製品技術協議会)では、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、マーク表示の認証・管理・運用を行っています。

ボーケンは認証における試験実施機関として指定されており、申請に必要な抗菌・抗ウイルス性試験を実施しています。